スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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誕生日からお正月までーその2ー

2015-01-30 | スロバキア/Slovensko 2014


季節外れの話題を今日こそ書き上げたいものです。。。

日本ではお正月を家族そろって迎えるように、こちらではクリスマスを家族で迎えます。どんなに遠く離れていてもクリスマスは家に戻り家族で過ごすのが一般的です。私たちももちろん、マルツェルのご両親と過ごしました。我が家からマルツェルの実家は車でわずか10分ほどの距離ですが、のんびり過ごしたいとマルツェルの希望で、23日から4日間、義両親宅に泊まって過ごしました。

今年も毎年恒例の生きた鯉を買い、バスタブで泳がせ、その後鯉は買ってきたスーパーに帰っていきました。(というのはネラ向けの話で、実際は調理され、クリスマスイブの食卓に並びます)

クリスマスイブにローストチキンではなく、鯉のフライを食べるのがあまりに印象的過ぎて、この話につい執着してしまい、考えてみればメインのクリスマスの食事を書いたことがありませんでした。今回はクリスマス(25日)のランチの話です。
クリスマスイブのディナーについては過去の記事→コチラをどうぞ。


クリスマスランチにもやはりキャベツスープ、カプストニツァは欠かせません。
ネルカが長靴を履いて樽に入って漬けたザワークラウトも美味しいスープになりました。

スープの後はこちら、ガチョウのローストです。


丸ごと一羽をオーブンで焼いたのですが、丸ごとの姿は写真に撮り損ねてしまいました。クネドラと呼ばれる蒸しパン、紫キャベツと共にいただきます。
写真のお酒は赤ワインですが、ヴァイチニーコニャックと呼ばれるラム酒に卵と砂糖を入れたカスタード味のお酒も飲みます。これも義母は家で作ってくれ、私はこのお酒が大好きです。

さて、クリスマス、我が家は普段全く教会に通っていないのですが、ネルカのため、今回のクリスマスはマルツェルと義母は教会のミサに何度か行きました。そして街であったベツレヘム(キリスト誕生の劇)も見に行きました。


ネルカは今回は幼稚園でイェジシコ(キリスト)はベツレヘムで生まれたと先生から聞いたようで、それとゆりかごの中で眠っている赤ちゃんはイェジシコ、ということだけは理解していましたが、ネルカを初め、このベツレヘムを見に来る子供たちのお目当てはこの劇よりもここに集まる動物たちです。羊にポニー、子牛、犬がいました。

クリスマスプレゼントはクリスマスイブの食事を皆で囲んでいる間にイェジシコが持ってきてくれます。今回はネルカがマルツェルと義母と教会のミサへ出かけている間にプレゼントをクリスマスツリーの下に用意し、帰ってきたら、皆でディナー、その後、鈴の音が聞こえ(マルツェルが携帯電話で用意)、リビングに行ってみるとプレゼントが!という演出にしました。今年もしっかり信じてくれたようで、大人たちは一安心でした。

最後は我が家のクリスマスツリー


数年前まで毎年本物のもみの木を買っていたのですが、木の形が毎年色々、それに毎年買うのは経済的でもエコでもないということで、一昨年ニセモノのクリスマスツリーを購入しました。それに加え、マルツェルが子供のこらから使っていたロシア製のライトが今回はついに壊れてしまい、修理もできないことをきっかけに今年はツリーの飾りも新調しました。今までは義母からもらったお下がりの飾りで、それはそれで素敵だったのですが、ようやく私とマルツェルの納得のいくクリスマスツリーになりました。
クリスマスツリーのてっぺんにつける飾りはこちらは星ではなく、玉ねぎのような形をしたものが一般的なのですが、マルツェルはこれが気に食わないらしく、星の飾りを購入しました。
丸い玉は義両親の反対を押し切ってガラス製。それでもなんとかサクルカに壊されることなく乗り切ることができました。白い飾りは義母がレース編みで作ってくれた星や雪の結晶、天使などです。この他、チョコレート、義母の焼いたジンジャーブレッドなどもクリスマスツリーにぶら下げます。
クリスマスを過ぎたらぶら下げているチョコレートやお菓子を食べても良いことになっています。そしてクリスマスツリーはお正月を過ぎるまで飾っておきます。我が家は1月の半ばごろ、ようやく片付けました。

長くなってしまったので新年の話はどうしましょうか、また今度ということにしておきましょう。


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