「朝日なにわ柳壇」(『朝日新聞』大阪版2020年12月2日)★川柳

本日は『朝日新聞』(大阪版)「朝日なにわ柳壇」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

◎責任がたらい回しで消えてゆく
(『朝日新聞』大阪版2020年1２月２日「朝日なにわ柳壇」※課題「消える」/田中新一選)。

9月のなかばくらいからか、『朝日新聞』はオピニオン面の「朝日川柳」に土日を除く毎日投句を続けている(たまに忘れるが)。ここはオピニオン面ということもあって、当然のごとく時事川柳が主流だ。今のところ成果は二句。なかなかきびしい柳壇である。いや、自分の技量としたらこんなもんか。
よって、川柳脳がここのところ時事や社会性のあるものにシフトしてきている。一時期は『サンデー毎日』「ラブYOU川柳」に入選が続き、川柳脳はエロに耽溺していたのだけれど、そして、自分としてはこっちのほうが向いていると今でも思っているが。だ、脳がシフトするからか、最近は「ラブYOU川柳」の入選からちょっと遠ざかってしまった。

てなわけで、「なにわ柳壇」にもこのようなものが入った。「責任」「たらい回し」は、特定のできごとを想定して詠んだわけでないので、読まれたかたがそれぞれお好きな事件・事案を思いうかべるとよいと思う。

□本日落語一席。
◆桂右團治「くしゃみ講釈」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
池袋演芸場、平成30(2018)年9月4日(2018年池袋演芸場9月上席)。