竹林亭白房

角川『俳句』2023年12月号★俳句

月刊角川『俳句』発売。今回は佳作一句。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

○煮凝りをつつく夕餉や妻の留守
(「令和俳壇」/月刊角川『俳句』2023年12月号/佳作/山田閏子選)。

下五に「妻の留守」と置くのは、川柳でしばしば詠まれる形。夫の解放感を表すという所謂常套句だ。だから、上五中七のきわだった独創性が要求されるが、今や手づまり感かもしれない。
そういう意味では、上掲句もさほど目新しさがないのだけれど、俳句だから読み手に丸投げしてる分だけ、解放感を言い尽くさない川柳よりはましなのかもしれない。

□本日落語四席。
◆立川吉笑「犬旦那」(NHK総合『立川志らくの演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年11月26日OA。

◆桂ひろば「狸の化寺」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和5(2023)年9月6日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2023」予選第二日)。

◆桂卯三郎「蛇含草」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和5(2023)年9月6日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2023」予選第二日)。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2887回)。
後楽園ホール、令和5(2023)年11月26日OA。
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