一昨日6月1日の『朝日新聞』夕刊「素粒子」に、「けさ、つい口ずさんでしまった。『なおみカムバック』」とあった。これは、もちろんここ二三日話題になっている大坂なおみのことを言ったものだが、それにしても、「なおみカムバック」と、「 」付きで記したことの意味をどれだけの読者がわかっただろうか。
「素粒子」は、「天声人語」のように、潤沢な文字数を使って書くコラムではないから、ただ「 」を付けただけでは、ある一定の年齢の人にしかわからないだろう。いや、同じ年齢であったとしても、わからない人もそこそこいるものと推察する。
ちなみに、現在の「素粒子」執筆は、坪井ゆづる論説委員である。今年の春までは、この坪井論説委員と恵村順一郎論説委員の日がわりだったものが、5月から坪井氏の毎日単独執筆になったのである。
坪井氏は、1982年入社。政治部、編集委員、東北復興取材センター長兼仙台総務局長などを経て、2016年から政治担当論説委員。日本自治学会理事。今年で六十二歳である。
つまり、早生れで今年六十一歳である自分とは、同い年(学年)ということになる。
「なおみカムバック」は、イスラエルの歌手ヘドバとダビデが歌い、1971年にリリースされヒットした「ナオミの夢」のなかに出てくる歌詞である。なお、「ナオミ」は「旧約聖書にも登場する欧米ではポピュラーな女性の名前で、ヘブライ語で『幸せ』や『和み』を意味する」(Wikipedia)とのこと。
ヘドバとダビデのヒット曲というと、おそらくこれ一曲のみであろう。ちなみに、なぜか日本語で歌われたVer.がある。なぜ、彼らがこの曲だけで日本で売れたのか、その経緯を知らない。いちおう洋楽なので、当時のラジオなどで洋楽ヒットチャートのようなものに興味をもっていた層はよく知っていただろうが、邦楽しか興味のなかった層には、あまり知られていないだろう。当時は、テレビではそうそう洋楽のヒット曲事情は知らされていなかったようにお思う。
ただ、ちょっとなつかしいなと思った。そう思った人は、日本にどれくらいの数いただろうか。
□本日落語一席。
◆橘家竹蔵「こんにゃく問答」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
亀戸文化センターカメリアホール、平成29(2017)年11月10日(第55回橘家竹蔵独演会「橘家竹蔵の会」)。
「素粒子」は、「天声人語」のように、潤沢な文字数を使って書くコラムではないから、ただ「 」を付けただけでは、ある一定の年齢の人にしかわからないだろう。いや、同じ年齢であったとしても、わからない人もそこそこいるものと推察する。
ちなみに、現在の「素粒子」執筆は、坪井ゆづる論説委員である。今年の春までは、この坪井論説委員と恵村順一郎論説委員の日がわりだったものが、5月から坪井氏の毎日単独執筆になったのである。
坪井氏は、1982年入社。政治部、編集委員、東北復興取材センター長兼仙台総務局長などを経て、2016年から政治担当論説委員。日本自治学会理事。今年で六十二歳である。
つまり、早生れで今年六十一歳である自分とは、同い年(学年)ということになる。
「なおみカムバック」は、イスラエルの歌手ヘドバとダビデが歌い、1971年にリリースされヒットした「ナオミの夢」のなかに出てくる歌詞である。なお、「ナオミ」は「旧約聖書にも登場する欧米ではポピュラーな女性の名前で、ヘブライ語で『幸せ』や『和み』を意味する」(Wikipedia)とのこと。
ヘドバとダビデのヒット曲というと、おそらくこれ一曲のみであろう。ちなみに、なぜか日本語で歌われたVer.がある。なぜ、彼らがこの曲だけで日本で売れたのか、その経緯を知らない。いちおう洋楽なので、当時のラジオなどで洋楽ヒットチャートのようなものに興味をもっていた層はよく知っていただろうが、邦楽しか興味のなかった層には、あまり知られていないだろう。当時は、テレビではそうそう洋楽のヒット曲事情は知らされていなかったようにお思う。
ただ、ちょっとなつかしいなと思った。そう思った人は、日本にどれくらいの数いただろうか。
□本日落語一席。
◆橘家竹蔵「こんにゃく問答」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
亀戸文化センターカメリアホール、平成29(2017)年11月10日(第55回橘家竹蔵独演会「橘家竹蔵の会」)。