竹林亭白房

さん喬「素人義太夫」★落語

□本日落語二席。
◆桂梅團治「野崎詣り」(J:COMテレビ『J:COM寄席』)。
DAIHATSU心斎橋角座、令和4(2022)年3月24日収録(「鰻谷寄席」)。

◆柳家さん喬「素人義太夫」(NHKラジオ第一『真打ち共演』)。
徳島県吉野川市鴨嶋公民館、令和4(2022)年4月22日収録※5月7日OA鴨島公民館開館40周年記念。
所謂「寝床」なのだが、最後の丁稚が出てきて「ここが私の寝床……」と言わせて落げる前で切る型である。上方では、桂枝雀一門をはじめとして「素人浄瑠璃」として演る型がある程度定着しているが、東京ではこれで演る落語家はさほど多くないのではないか。

過去に、やはり今回のさん喬と同じく「素人義太夫」という演目を出して演ったのを聞いたのは、立川寸志だけである(2018年5月12日収録「渋谷らくご」)。これが、今回聞いたさん喬のと同じだったかどうかはわからない。

ネットで検索すると、古今亭志ん朝のでやはり「素人義太夫」という演目で出てきたコンテンツがある。やはり最後の落げまでいかない型なのだが、これが何かのメディアでOAされたときは「寝床」の演目として紹介されたようだ。これをネットにアップした人が「素人義太夫」とタイトルをつけたようだ。

さん喬は、「若旦那のほうが」云々という独自の落げをつけて終えていた。いや、さん喬独自かどうかは正確に検証できていないが。また、ちょっと注意しておこう。
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