夜中にCSの音楽チャンネルをつけると、たまたま今話題のThe Beatles「Now And Then」が流れてきたので視聴。Wikipediaによると、ジョンが「1978年にニューヨークの自宅で、ピアノを演奏しながら家庭用のモノラル・カセット・テープ・レコーダーでデモ・レコーディングしたものであった」とのこと。
視聴したPVでは、ジョージ・ハリスンがギターを弾くシーンも入っているが、1994年に一度この曲を作品化する企画があり、その際に撮ったものであるらしい。途中何度かジョンも演奏に加わっているような映像も入るが、もちろんこれはAIによる創作。
曲の評価も絶賛されてチャートでも記録的な数字が打ち出されている。ただ、個人的な感想として言えば、ジョンがこれを自身で世に出そうとしなかったのは、それなりの理由があったのではないかと。
聞いていると、なんだか未完成の曲のように思えるのである。残っていたのは、デモテープなんだろうから、ここからもっと作りこんでいくつもりだったように思える(または捨てるつもりだったのかも)。
ビートルズは、何十年経っても、このように未発表音源が発掘されて商品化されていく。それで潤う人々が大勢いるのだろうし、ビートルズファンにしても、もちろん歓迎されるのだろう。でも、何かもやもやしたものが残るのはなんだろう。
□本日落語一席。
◆柳家さん喬「抜け雀」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
東京江東区文化センター、令和5(2023)年6月17日(「柳家さん喬・喬太郎親子会」夜の部)。
視聴したPVでは、ジョージ・ハリスンがギターを弾くシーンも入っているが、1994年に一度この曲を作品化する企画があり、その際に撮ったものであるらしい。途中何度かジョンも演奏に加わっているような映像も入るが、もちろんこれはAIによる創作。
曲の評価も絶賛されてチャートでも記録的な数字が打ち出されている。ただ、個人的な感想として言えば、ジョンがこれを自身で世に出そうとしなかったのは、それなりの理由があったのではないかと。
聞いていると、なんだか未完成の曲のように思えるのである。残っていたのは、デモテープなんだろうから、ここからもっと作りこんでいくつもりだったように思える(または捨てるつもりだったのかも)。
ビートルズは、何十年経っても、このように未発表音源が発掘されて商品化されていく。それで潤う人々が大勢いるのだろうし、ビートルズファンにしても、もちろん歓迎されるのだろう。でも、何かもやもやしたものが残るのはなんだろう。
□本日落語一席。
◆柳家さん喬「抜け雀」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
東京江東区文化センター、令和5(2023)年6月17日(「柳家さん喬・喬太郎親子会」夜の部)。