竹林亭白房

「サンデー俳句王」(『サンデー毎日』2023年10月29日号)★俳句

本日は『サンデー毎日』発売日。「サンデー俳句王」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

○夕花野背にして今日の旅を終へ
(「サンデー俳句王」※課題「花野」/『サンデー毎日』2023年10月29日号/佳作/中江有里選)。

大学時代はグリークラブに所属していて、夏冬ともなると、いつも練習の合宿があり、旅行などまったくできませんでした。その反動で、大学卒業後、いろいろな手段でよく旅をした。幸いというべきか、学部卒業後、大学院に進学したので、JRなどは学割を使えたのです。

そして、自分の故郷が北海道だったもので、帰省という理由にかこつけて、周遊券を買って親もとにいるのもそこそこ道内のあちこちを経めぐったものです。
そもそも、北海道夕張市でくらした十八年間、道内のあちこちなどさほど旅したこともなかった。とくに道東の知床半島周辺とか、道北の稚内・礼文島などは、二十代なかばになって初めて足を踏み入れた地です。

そういったあちこちには、確か花野もあったはずと、なかば思い出し、なかば空想として詠んだのが上掲句であります。

あのころは、よくユースホステルを利用したけれど、いろいろな意味で、今ではもうああいうところには泊まれないだろうなと思うものであります。

□本日落語一席。
◆三遊亭好楽「お世話になった人々」(寄席チャンネル『極 名人噺』)。
亀戸梅屋敷、令和5(2023)年7月14日(三遊亭とむ改メ錦笑亭満堂「真打昇進披露興行」)。
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