馨の姉妹の話であり、妹に似た美鳥との関係も姉妹のような
関係として、きっと捕らえているんだろうなぁと思う。
■「SISTER」
━━ n. 姉妹, 姉, 妹; （女の）親友; 同志
━━ a. 姉妹の（ような）; 対の.
sisterとは姉姉妹だけを指すのではなく、姉妹のようなものも指し、また、「対」という意味もあるんだそうです。
■「対」
(3)一組みをなすもので、性質が反対のもの。つい。
「陰は陽の―だ」
(4)二つのものが優劣・上下などで同じくらいであること。互角。
「―の力量」「―に渡り合う」
「性質が反対のもの」、「互角のもの」。二人の姉妹の関係ってそういった関係だったのでしょうか。
もともと人間に優劣、上下なんてないはず。
しかし、個性は存在する。
それは人それぞれである。
■「赤」
火や血液からの連想で、一般に「情熱」や「活気」など、精神や物事の盛り上がりを表すことが多い。
一般に、赤は「熱暑」「激情」を表す。地図上で、熱帯は赤で示される。（⇔青）
赤は警戒色であり、「警告」「禁止」の色として用いられる事が多い。
「失格」「落第」の意味でも用いられる。（例：赤点）
美鳥がよく着ている服の色です。彼女は情熱的であり、活気があり、激しい感情を持つ女性。
近親相姦をしている彼女は世間のモラルから見ると、警告されるべき、
禁止されるべき、人として失格であり、落第であるとも言えるだろう。
そんなことの象徴か？
■「黒」
物理では光を全く反射せず、それ自身の温度による放射のみを発する物質を想定し、これを黒体と定義している。黒体放射は天文学に応用されている。
熱の輻射率が最も高い色であるため、光の吸収を考慮する必要がない機械内部の放熱板の色は黒であることが多い。
黒（クロ）は、有を意味する。⇔白（シロ）
犯罪者、有罪を表すことがある。⇔白（無罪）
検査では、陽性を表すことがある。⇔白（陰性）
黒は闇のイメージから、「悪」「死」「恐怖」「災禍」の意味を付加されることが多い。⇔白（善）、赤（生）
これは馨がよく着ている服の色。前半はそれでも白も入った服を着ているんだよね。
「名前」と「過去」を捨てた馨・・・。
もしかしたら、過去に何か有罪を犯したのか？
単に、親と切り離すための対策だったのか？
■緑
英語で“嫉妬”のことを、「グリーンアイド・モンスター」（Green-eyed-monster：緑の目の怪物）と呼ぶ。
いい意味がなかったのですが、「嫉妬」って意味に使うのって面白いなぁと思いました。
あろ、greenって青いって意味で使いますよね。
色の青いではなく、まだまだ若い！青い！って意味での青いね。
若気の至りっていうのかな。
美鳥は若くて、まだまだ青い感じなんじゃないかなぁ。
一瞬だけど、美鳥が緑の服を着るシーンがあるよね。
赤の上に緑の服を着ているシーンもあったような・・・。
きっと色も何かしら意識して着ていると思うのですが・・・、
どのシーンが何色だったかをよく覚えてないのでした・・・。
■水
水に流す - 汚れ物は水に溶かして流れさるに任せるのが古来の流儀である。実際に多くの汚物は水中における自然の浄化作用とその人工的応用である汚水処理によって処理される。
ラストシーン、過去の辛い想いは水に流して・・・。って、それじゃぁ単純すぎかぁ。（汗）
けど、ラストシーンは水が「浄化作用」だと私は思っています。
涙って人の感情を浄化するものですよね。
最後に泣く彼女は浄化されていると思うんです。
