くぐるくぐる

アポロを泉の森へ連れて行くとですね、
まずは、敷地を囲ってる柵の外へ出たがるんですヨ…。

柵の外におそらく他のワンコがつけていった匂いが残ってるんでしょうねぇ、
それはもう夢中でクンクンクンクンクンしながら進んでいきます。

まあそれはいいんですが、
アポロが飼い主の私のことを全然考えないでやってくれてる行動があるのです…。

それは、

柵くぐり。



その柵というのは、杭と杭の間にロープが張ってある簡単なものなのですが、
このロープ、私の太ももくらいの高さにあるので、
アポロはくぐれても、私は当然一緒にくぐるわけにも行かず、
私自身はロープの上をまたぐ、という動作をしなければなりません。

「アポロ、面倒くさいよ、くぐらないでおくれ」

と言ってみたところで、一切聞く耳持たずに進むアポロ…。



もうロープをまたぐ時なんか私、
リングのロープをまたぐ時のプロレスラーかボクサーになった気分ですヨ（笑）。

これからひと勝負するのかっちゅー話です（笑）。

さらに言えば、今アポロには腰に介護用ハーネスも付けてるので、
くぐらせる時は、リードと一緒にハーネスも
アポロと一緒にくぐらせなくてはいけません。

リードとハーネスをくぐらせながら自分はまたぐ…、
この別々の動作を同時にしなくちゃいけないというのが意外と面倒くさいのです。

「だぁーーーーーっ！ややっこしいよアポロ！ハイもうおしまい！」

わかってるのかわかってないのか、その後アポロは、

またロープをくぐって中へ戻ってくれます…（笑）。



あ…、くぐっちゃイヤ。やっぱり戻らなくていい…。

って、結局また、
ロープの下にリードとハーネスをくぐらせ、ロープをまたぐ、
という動作をする私なのでありました…。

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