「縛られる日本人」を読んだ。
メアリー・C・ブリントン著。
アメリカの社会学博士だ。
人口が急減する日本。
なぜ出生率も幸福度も低いのか。
急所を突いた問題意識だ。
学術的に精緻な分析が書かれる。
それを端折ってまとめると一言。
ジェンダー不平等な規範が悪い。
男性は外で稼いでくる。
女性は家の中を守る。
この役割分担意識が諸悪の根源。
配偶者控除などの税制にしても。
男性が育児休暇を取り難い職場も。
結婚をめぐる男と女の意識も。
ジェンダー平等にするしかない。
男性も働き家事も子育てもする。
女性も働き家事も子育てもする。
部分的に何かを変えても仕方ない。
一気に実現するしかない。
政治も、職場も、教育も・・・。
これは地域で実現するしかないね。
小さなモデルとして。
どこか地方の首長が旗振りして。
ジェンダー平等な生活の町。
安心して家族を育める町。
保育などの育児の支援環境。
男性も女性も柔軟な働き方。
それを良しとするみんなの価値観。
きっと若い世帯が集まるだろう。
それは高齢化や過疎の対策になる。
日本社会の問題解決モデルになる。
絵に描いた様なジェンダー不平等。
そんな自分が言うて悪いけど。
誰かやってくれへんかな。