老親の家の中、物が多くて雑然としています。
不要な物を捨てて、整理しなくては。
机の抽斗の中には小銭が散らばっています。
買い物の釣銭が貯まってしまうのでしょう。
計算が遅くなるので老人にはありがちです。
しかし、それだけではないかもしれません。
何かの時にはこれらの小銭を使うつもりかも。
何かの時って、どんな時よ?
そう考えたら、俄かに思い出しました。
私が大学生で下宿をしていた頃のことです。
バイトはするものの、金はいつも不足気味。
それでも何故かお気楽なものでした。
ただ、夜中に手持ちの金が無いことが度々。
煙草が切れた時など、部屋に落ちてる小銭を
かき集めて、買いに行ったものです。
あと10円が見つからず部屋中探したことも。
そんな時は大抵ファンシーケースの底から
探し出せたものでした。
ファンシーケース! 死語ですね。でも、
昭和の下宿では誰でも持ってたものですよ。