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聴刻堂日乗

「羊と鋼の森」

「羊と鋼の森」を読んだ。

今年読んだ本の中で現時点で一番。
面白かったというか、好感度一番。
主人公の世界観が好きだ。

第13回(2016年)本屋大賞。
なるほど、そうなんだ。
多くの人がいいと思うのは嬉しい。

作者は宮下奈都。
初めて読んだ。
他の作品も読んでみたいと思った。

けれど受賞歴はこれが一番らしい。
小説よりも随筆の方が面白い。
そう教えてくれた人もいる。

音楽を文字で表現する。
とても難しいことに違いない。
自分には到底できそうにない。

同じく音楽を題材にした小説。
「ラブカは静かに弓を持つ」。
どちらの表現が上手だろう?

音楽は、誰かと競うものじゃない。
宮下奈都は主人公にそう語らせた。
世界は優劣を競うばかりじゃない。

いいな、と思う本が読めた。
それはとても幸せなことだった。

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