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聴刻堂日乗

夢についての続き

夢について、連想的に考えてみます。

蝶になった夢を見たのか、人になった夢を蝶が見ているのか。
いずれも同じようなものだと書いたのは荘子でした。
どちらも、そう思っている自分は変わらないということでしょう。
蝶や人や言うて細かいことに拘りないな、という感じです。

目が覚めると自分が芋虫になっていた。
それを不条理として書いたのはカフカです。
芋虫になるやなんて叶んがな、といったところでしょうか。

荘子も、カフカも、”そう思ってる自分”は確かなものです。
ワレ思う、ゆえにワレあり。
片仮名で書くと河内っぽいワレになってしまいますが。

今日の自分が、昨日の自分の続きだと確かに思えること。
普通の人には当たり前のことです。
でも、昨日何してたっけなぁと言う人は、ワレが不確かになるかも。
だから、なるべく毎日訪ねます。

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