見出し画像

聴刻堂日乗

ある祝日の午後

一人用のソファがあったらいいな。

陽あたりの良い二階のスペース。
ここで本を読みたいと伴侶が言う。

あまり物欲の無い人なのだが。
家の中を快適にするのに躊躇ない。

目星を付けたメーカがあるらしい。
そのショールームが谷町にある。

祝日の午後、出かけることにした。
ランチは谷町のパン屋のカフェで。

ブランジェリーと言った方がいい。
パンも、雰囲気もいい店だった。

辺りにマンションも多いのだろう。
客は都会的な装いの夫婦や親子。

イートインのパンとコーヒー。
見慣れない雰囲気を楽しみながら。

ランチの後は家具のショールーム。
お目当てのソファが置いてあった。

いくつかバリエーションがある。
ひじ掛けの有無。カバーの布地。

説明を聞き、実際に座ってみる。
布地を当てて眺めたり触ったり。

今日は観るだけと言ってたのだが。
たまたま催事で割引になると言う。

どうせ買うなら早い方がいいよね。
少しでも長く使える方がいいよね。

毎日そして何年も使うものだから。
気に入った物を買うのがいいよね。

いろいろと、買う決心の準備体操。
そして背中を最後のひと押し。

明日はキミの誕生日じゃないか。
素敵なプレゼントで良かったね。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事