分断国家の統一階梯について考慮する

◇統一前段階
連邦制の体裁。

①連邦準備議会の発足
統一準備政府というべき議会を国境線に近い、交通に便利な場所に起こす。
議会の地位は両国主権よりは下であるが、中央銀行としての裁量権がある。開発銀行にインフラ政策の権限が付帯されたもの。
漸進的に、産業開発の政策立案の権限を持たせる。

②教育制度の統一
両国の教育程度・思想性の差異などが出ないように教育をすることを制度化、社会における認識で差別が起きないようにする。

③インフラ統一・貨幣統合
道路・上下水道などのインフラ管理に必要な規格を統一する。
貨幣は、現在の通貨とは別に通貨をつくり、はじめから暗号通貨などで流通しやすくして両国間で使い、漸進的に使用範囲を拡大。現通貨を両替するかたちで民間に流通するようにして使用に支障がなくなった後、貿易で適用できるようにする。ちなみに、基礎設計はビットコインを発展させたイーサリアムを手本にする。
最終形態としては、AI管理によるスマートシティを全国規模にまで拡大し、衣・食・住・移動手段を効率化する事を目指す。

④保安部隊発足
消防・災害対策を想定した保安部隊を、連邦準備議会の傘下として発足する。両国の消防組織よりも上位の存在であり、国民への災害アナウンスも含め半島全域の災害に於いて統一指揮権を持つ。両国軍隊への出動命令権もある。
漸進的に統一軍としての性格を持たせる。

⑤再生資源開発
資源のない朝鮮半島における抜本的問題の解決のため、資源再生事業を国家事業に指定し、これを推し進める。
下水処理やごみ処理インフラを産業としての側面を持たせる「統一事業」として完成させる。

⑥春窮克服・農業政策
北朝鮮は春になると、冬の備蓄を切らすことで毎年食糧不足になる。これを「春窮」という。
南部での食料生産・保存と、北部での食料生産力強化を行う。これも「統一事業」である。
大麻産業も振興し、繊維・製紙・バイオプラスチック・製薬・食料・コスメなどの産業を育て、国家事業として生産体制をつくる。

※ここまでの事業は外資に頼らず、連邦準備議会で出来る範囲で行う。

◇統一段階
国民投票のシステムは、ガラス張りの透明性のあるシステムを予め作っておく。

⑦連邦準備議会の地位に関する投票
連邦準備議会に主権を渡すべきかどうかを、両国民に問う。

⑧統一議会議長選
統一議会の議長を選挙で決める。
この最初の議長選は元国連議長のような外国人も含まれており、そういう人を否定する意思があることを確認する作業でもある。議長が決まったら「議長は統一国家国民に限る」という文言を入れる。
議長の権限は国連議長ぐらいガチガチに他の役員の影響を受けまくるものであり、実質独裁は不可能。

⑨憲法制定
予め憲法の草稿をつくり、民主主義体制、共和主義体制などを想定して、近年のグローバル経済とそれに付帯する問題も踏まえて、自決権を根拠とした国民権利関係についてはとくに明確化する。

⑩統一朝鮮宣言
「私たち、統一朝鮮の国民は、ここに新たな時代の幕開けを迎え、共に平和と繁栄を築くための決意を表明します。

第一に、全ての国民が良心をもって他者に接することを誓います。私たちは互いに敬意を払い、信頼と理解のもとに支え合うことで、豊かな人間関係を築きます。

第二に、全ての国民が責任感を持ち、物事に取り組むことを誓います。私たちは、自らの行動に責任を持ち、誠実さと努力をもって秩序を為し、個人として、また社会の一員として成長していくことを目指します。

第三に、全ての国民が公正な機会を得て、不当な偏りなく、多様な背景を受容できる社会の実現を誓います。私たちは、多様性を尊重し、誰もが自らの能力と努力によって平等に機会を得られる社会を築くため、共に歩みます。

第四に、多様な人々が働く組織の中で、それぞれの個性に合った対応をすることで、いきいきと働き、成果を生み出し続けることを誓います。私たちは、各人の個性を尊重し、互いの違いを力に変え、共に成長する社会を構築します。

第五に、国民それぞれが持つ個性を最大限に発揮し、企業や社会の価値を創造することを誓います。私たちは、一人ひとりの創造性と能力を尊重し、全員がその潜在力を発揮できる環境を整え、未来に向けた革新を推進します。

これらの理念を基に、私たちはより良い地域社会、そして国家を築くことをここに宣言します。統一朝鮮の国民一人ひとりがこの国の礎となり、互いに協力し、平和で豊かな未来を共に作り上げることを誓います。

統一朝鮮国家の誕生は、これまでの歴史的な分断を乗り越え、共に成長し、繁栄する新しい時代の幕開けです。私たちはこの地の未来をより平和に、より豊かに、そして力強く決断し、創り上げることを約束します。

統一朝鮮国民の名において、ここに統一国家宣言を行います。」