青空のCafétime

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秋ドライブ。秋祭り。

2018-11-04 12:06:32 | Diary
昨日は東京の外れの街まで友人とドライブに行った。

ベンチシートのオートマ車ではドライビングを楽しむなんて無理な話で、それにだいたい街乗り向き大衆車だから、キビキビしたハンドリングもレスポンスのいい加速も期待していない。

初めて乗った時はグニャグニャした感じのサスペンションがキモチ悪かった。ステアリングを切ると、グニャ~と曲がり、重心がグニャグニャグニャ移動する。

その前に乗っていたアルファ156が、車高を低く抑えた硬いサスペンションの16インチタイヤだったから、違い過ぎたのだろう。当たり前の話だ。

ドライビングの愉しみより、信頼性と良く効くエアコンとメンテコスト削減を取ったのだから文句を言うべきではない。それにもう慣れた。

ドライブの目的地はたまに行く落ち着いた雰囲気の和食レストラン。大谷石造りの大きな蔵を改装したお店で、気取らないちょっと凝った家庭料理の数々が美味しい。

食事を済ませた後、良い天気だったので、鄙びた街を少し散歩することにした。と、聞こえてきたのは太鼓の音。秋祭りの日に偶然当たったらしい。

でも地元の人たちのお祭りらしく観光客もいない。秋の乾いた空気に太鼓の音が軽く響いて良い感じだ。

足を伸ばして街道沿いの神社へ。境内への長い階段の両脇に変わった物があった。猫の大黒様と猫の恵比寿様である。なぜ猫なのか分からないが表情に愛嬌がある。

階段を上ると神社の向こうの丘に大勢の人が見えた。なるほどね。お祭りに付き物の、道沿いにずらっと並ぶはずの色々なお店がどうして全然いないのかと思ったら、そっちの会場に全部集めてあるんだ。

この方法だと交通の妨げにならないし効率的かもしれない。でも、太鼓と笛と、鉢巻に半被姿の人たちが引く屋台が置き去りにされたお祭りは歪な気もする。

しかし帰り際に見かけたその半被姿の男性たちはとても楽しそうだった。

駐車場に設営された休憩所で、まかないに出動したらしい近所の奥様たちと談笑している明るい雰囲気に、わたしのそんな心配など余計だよと笑い飛ばされた気がした。