はめている腕時計とその男が異性に求めるスペックは同じである、という記事を読んだ。
ジャガールクルトやパティックフィリップ等の超高級腕時計をしている男なら飛び切りの美女を求めるだろう・・・という意味ではなく、腕時計に対するこだわりの程度と女性へのこだわりの程度が同じという論理らしい。
こじゃれた時計をはめて自慢したがる男は、自分の彼女も周囲に自慢できるような女を求める。何本も色々な腕時計を蒐集してとっかえひっかえする男は女の趣味も広い。
思入れのある品を大事に長年愛用する男は一途なのだろう。いい夫になるに違いない。
もちろんこの説を100パーセント信じているわけじゃないが、面白い分析だと思う。自分の周りを観察してみると、意外に真実の一面を突いているような気がしてくる。
これを論説を利用して、女性が意中の男性のタイプあるいはスペックを予測することも出来そうだ。
気になる男性がいたら腕時計を見せてもらえばいい。その人がはめている物が高級時計でなくても、その人なりの哲学が込められた品であれば、薄っぺらい男ではなく中身のある男性と考えることができる。
一つ気になるのは、腕時計をしない男はどう考えれば良いのか、ということ。私の知り合いにもいるが、腕時計そのものをしないということは、恋愛対象としての異性を必要としていないのか、それとも全く逆で、女なら誰でもいい、誰でもOK!というメッセージなのか?
それとも、その男はロマンチストで、自分にふさわしい時計が見つからずに長い間探し求めているのかもしれない。この世の宝物・・たとえば聖杯のように。
そんな男が、自分の恋人としての異性に求めるスペックとは、いったいどのようなものだろうか。