リーグリア州はCamogliへと行ってきました。
今回の目的は海辺でリラックス。
そして、本場のフォカッチャ体験を!の二つでした。
CamogliはGenovaとPortofinoの間にある小さな町で壁画が有名なところのようです。
高いカラフルな建物、本物の窓も勿論ありますが、絵で描かれているものもあります。彫刻も一見本物のよう。お店の看板も立体的に付いているものはほとんどなく、ほぼ壁に直接デザインされています。見難いですが、写真左下の二つがそうです。
昨日は5月の平日ということもあって人は少なめ。でも照りつける太陽はありで、存分に夏気分を味わうことが出来ました。
ただ、海に入って泳ぐにはまだ水が冷たいです。
さてフォカッチャ!
さすがはリーグリア!
Focacceriaの数はPizzeriaよりもはるかに多くここはリーグリアなのだと実感します。
マクドナルドなんてありません。
あるお店から美味しそうなフォカッチャを手にした子供たちが出てきます。
「ここにしよう!」と、中へ入り注文します。
私は何ものっていないシンプルなものを、マリートは玉葱トッピングのものを選択。
店を後にし早速パクリといきます。
ん、違う…。
不味くはない、でも感動もない、何だかすごく期待はずれな味でした。
それはマリートにとっても同じだったようで美味しいと発しません。
オリーブオイルのジューシーさもなく、この程度のフォカッチャなら他でも食べれるなと。
究極の美味しいFocacciaを求め、二人別のところを探します。
…
車を止め海辺に来る途中に見つけたあの狭い路地の何ら飾り気のないFocacceriaを思い出し、そちらへ向かいます。
ここ、ここ。早速中へ。
白い半袖Tシャツからタトゥーをのぞかせた店主のお店は飲み物も水、コーラ、ビールしかありません。値段も紙にマジック手書きのものがペタッと歪んで貼ってあります。
さて、ここでの注文は、
私は玉葱トッピングのフォカッチャを、そしてマリートはフォルマッジョのフォカッチャを、でした。
Ciao!と店をあとにして海辺へと向かいます。
「ねぇ、ねぇ、紙にオイルが染み出るんだけど!」と大喜びの私。
これはかなりジューシーな証拠、期待も大です。
マリートも何気に急ぎ足。
マットを敷いて一枚ずつ写真をリーグリア記念に撮ってパクリといきます。
!!!!!!!!!!!!最高!!!!!!!!!!!!
最初のところとは全然違います。
玉葱トッピングフォカッチャもさっきのは何だったの?という感じでとにかく美味しい。
幸せいっぱいです!
チーズの方はピザっぽいものを想像してしまいそうですがモッツアレラ使用ではないので全く別物でした。
「Questo formaggio sara'... "crescenza" o come si chiama... "stracchino"!」とマリート君。
先ほどのチーズ、確かにcrescenzaであったことがこのあと直ぐに判明。
というのも、絵葉書屋さんにてリーグリア料理のレシピ付きの絵葉書を発見したのです。Focacciaレシピも2種あって、そのうちの一つが"Focaccia di Recco"という名の、そう、マリートの食べたチーズフォカッチャでした。
記念に買ってきたこの絵葉書、レシピを紹介したいと思います。
"Focaccia di Recco"
Per 4 persone
-450 g di farina di grano tenero tipo 0
-250 g di crescenza (クリーム系のチーズ)
-150 g di acqua
-70 g di olio extra vergine di oliva
-sale q.b.(quanto basta)
Fate un impasto con la farina, 50 g di olio, l'acqua e il sale. Impastate bene, poi dividete l'impasto in due parti uguali e stendetele in due sfoglie sottilissime. Foderate con una sfoglia, una teglia oliata (33x36cm), lasciando i bordi alti; distribuite la crescenza a pezzetti e ricoprire con l'altra sfoglia sigillando bene i bordi ed eliminando eventuale eccesso di pasta. Irrorare con il rimanente olio. Incidere a tratti la superficie e cuocete in forno pre-riscaldato a 180 gradi per 15 minuti e poi 5 minuti a 200 gradi. Servite appena sfornata.
ちなみにReccoとはCamogliの隣町、どうやらそちらの名物フォカッチャのようです。
それにしても美味しかったなぁ。お店の住所はVia Garibardi 68, Camogliです。
また絶対行かねば!
Focacciaのリーグリ値段、大体大きな一切れが1~1.5ユーロと高くありません。
子供たちもおやつ代わりなのか、海辺で並んで食べていました。
昨日はジェラートも大当たりでした。
すごく暑かったのでさっぱりめが一味欲しく、Limone。
それとお勧めであろうPistacchioにしました。
こんな文句を見ては頼まないわけにはいきません。 → "pistacchio siciliano puro"
マリートも一つはPistacchioで。
castagnaさんを真似て美味しそうな写真をと試みましたが、太陽ガンガン照りだったため溶け始めてます…。
さて、お味は???
文句なし!!!!かなり美味しい!!!!
くぅ~!!!!!!!!!!!!
Limoneはさっぱりしていて普通に美味しい、でしたが、このPistacchioはホント最高でした。
今まで色んなところで食べたけれどもここのが一番です。
ピスタチオ・ピスタチオしています。
表現力があまりに乏しく、上手くお伝え出来ないのがとても残念ですが、とにかく最高だったということで。^^
帰りの車でも二人してずっとこのジェラートとフォカッチャで話題は持ちきり。
ところでマリートに聞いて初めて知ったのですが、シチリアの"BRONTE"、Pistacchio名産の地だそうです。
そこで食べるジェラート、さぞかし美味しいんだろうなぁ~。