Italia&Forchetta

イタリア話、時々イタリア語。

Vercelli

2006-04-22 | イタリア小旅行

昨日は早めの昼食、天気も良く…
マリート「ピエモンテにでも行く?天気もいいし散歩しようよ!」
「うん!でもどこ行く?」には即答で「Vercelli!」
既に行く場所を決めていたかのようでした。

ということで行ってきました、ヴェルチェッリ。
とても歴史ある小さくて穏やかな町でした。
とことこ歩いているうちに"Basilica di Sant'Andrea(サンタンドレア聖堂)"へと辿りつき、そのまたすぐ近くには"Cattedrale di Sant'Eusebio(サンテウセビオ司教大聖堂)"もあります。

ところで
マリート今日は何故Vercelli!Vercelli!だったのか?
町散策。それも勿論そうらしいのですが、実は一面に広がるRisaia(水田)をただただ見たかったらしいのです。ここは欧州でも有名なお米の産地らしく、確かに町を一歩出るとそこは見渡す限りRisaiaでした。

前にこちらへ遊びに来ていた友達が「麗しの郷ピエモンテ」という本を私達に残していってくれました。 -ありがとうございます!-
載ってるかなぁ~とパラパラページを捲っているとありました、Vercelli!2ページだけですが載っています。
: ヴェルチェッリは欧州の米作の中心地で、鏡のように風景を映し出す格子状の水田の広がりは、「霧の冬は銀、春は青、夏は緑、実りの秋は黄金」と詩的に表現される。米は15世紀からシトー派の修道士たちによって作られた。お馴染みのリゾット他、パスタやクッキーにも姿を変える。カエルも名物料理で、日本同様、水田にカエルはつきもの。

マリートも日本へ来た時は5kg・10kgで売られているお米にビックリしていました。
そっか、イタリアはコンパクトな箱または袋に1kg入りですからね、驚いて当然かも。
「Mangiate tutto questo!?」 (゜〇゜;)ヴェラメンテ??
あともう一つ素朴な疑問で「Con tutti questi tipi, preparate solo il riso bianco? Oppure come da noi che ci sono tipi di riso adatti a piatti diversi? Risotto, minestrone ecc...」でした。
イタリアでもお米の種類は色々です。でもそう言われると使い分けてるという点で少し違うのかな?と思ったのを覚えています。
risottoに向いているお米もあれば、insalata di riso向き、minestrone向きなどあって、他にもシチリア名物aranciniに向いているのもあれば、dolce向きなのもありで・・・。
色々ですね。^^ 

パニーノも好きだけど、たまには気分転換でおにぎり持ってのピクニックもいいなぁ~。
明太子も食べたい・・・。


Ehon -il mio orto-

2006-04-21 | イタリア絵本
今回は春っぽく「IL MIO ORTO」で菜園話のこれに決めたのですが実にいい感じです。
"Bellodasapere"のシリーズで菜園絵本他にも動物版など色々あるらしく、また楽しみが増えました。

内容はというと
種の話から始まって、季節ごとの畑の様子、amiciで働き蜂や蝶そして*テントウムシが、そしてnemiciでは天敵の虫や鳥が載っています。梨の花や杏の花も可愛らしく…。
そして最後には何と野菜や果物を使った実際に使われるイタリア語の表現がこれまた愛らしい絵付きで紹介されています。

内容もかなりの充実ぶり。勉強にもなりで、家庭菜園が趣味である大人へもうけるのでは?と思っております。
とにかく魅力いっぱいの素敵な絵本です。

イタリア語の勉強にもお役立ち!
ということで、ここにあるotroなイタリア表現も書いておきますね。
では、どうぞ…。

(左の絵)
-roba da far arrossire una fragola
-capitare a fagiolo
-cascare come una pera cotta
-una mela al giorno toglie il medico di torno
-una ciliegia tira l'altra
-avere il naso a patata
-testa di rapa
-avere poco sale in zucca

(右の絵)
-pel di carota
-dritto come un asparago
-fare un'insalata
-quel che si semina, si raccoglie
-avere la pelle di pesca
-rosso come un pomodoro
-essere doppio come le cipolle
-brodo di verdura, medicina che dura
essere la principessa del pisello


A presto!!!
ヾ( ´ー`)ノ~

パスクア

2006-04-18 | イタリア行事

日曜日にPasqua、月曜日にPasquettaとカトリックな行事が続きました。
ローマ在住castagnaさんの日記にキリストが処刑されてから復活までのお話を綴ってあります。とても勉強になります。+、パスクワお決まりのお菓子も写真付きで紹介。castagnaさんの楽しいお話と一緒に是非皆さんどうぞ!

PasquaとPasquettaはマリート実家にて過ごしました。クリスマスのように全員集合とまではいきませんでしたが親戚も何人か集まっての賑やかなフェスタ。食べて、お喋りして・・・。クリスマスのそれと然程変わりません。^^
ただ料理の内容には少しだけ変化があったかな?というかんじです。あくまでマリート実家なのでイタリア全家庭がこうではありませんよ。
Natale → capone, anatra, arrosto di vitello...
Pasqua → agnello, capretto...
ちなみに料理法ですが「子羊はグリル」、「子山羊肉は煮込み」でした。どちらも美味しい、マンマの料理はいつでも最高です。
ブログに新カテゴリーを加えるてマンマの料理レシピも紹介していけたらと思います。


昨日も一昨日もお喋り・お喋り。政治討論から普通の話まで内容も色々でした。
では少しだけ・・・。ちょっとだけイタリア語+食いしん坊Sandro君のお話でも。(笑)

①Zia Milena
今年は結婚35周年。その記念に二人でシチリアへ10日間の旅行でした。お天気にも恵まれ最高の思い出になったとか。出発はマルペンサ空港、朝9時頃にチェックインでecc...のはずが、アリタリア航空によるショーペロ。最終目的地に着いたのは夜中12時を回っていたそうです。気の毒に・・・貴重な一日が潰れてしまって本人達も悔しがっていました。が話したところで無駄、楽しい思い出話へと切り替えていました。
今回ショーペロとはいっても"sciopero bianco"だったらしく、どういうものかというと、ちーんたら・ちーんたらと5分で済む仕事を30分以上かけてするという全く持ってやる気ゼロな仕事体制のことです。
ショーペロは他にも色々あって
去年かな?ある政治家が何らかの理由でこれまた"sciopero della fame"なるものを決行していました。「納得のいく対応が得られるまで私は食べませんよ~!!!」と。皆注目してましたが、いつの間にか終わってました。

②Mio cognato, Sandro
マリートの弟サンドロ君です。彼はよく食べます。何でも食べます。
昨日マンマに「何かsalatini(塩気のあるスナック菓子)ある?」とマリートが訊いたところ「買い置きしたたんだけどねぇ。Sandroが"piazza pulita"だから何も残ってないのよ」と答えていました。(笑)

③テレビにてある俳優
「Il cinema è come una melanzana sott'olio. Puoi gustarla anche dopo anni. La tv no.」と言っていたのを耳にしました。映画を茄子のオイル漬けに例えてしまうなんて、イタリア人だなぁと思いました。┐(*´ー`) ┌
テレビといえば・・・
ついこの間色んなアニメのワンシーンを流している番組がありました。懐かしさいっぱい。その中にゴルフ題材のアニメ(プロゴルファー猿ではなく)もあってこれが妙に印象に残っています。何とクラブを振るときに「スパ・ゲッ・ティ」と叫んでいるのです。これはイタリアだけでしょ!^^
オリジナルを見てみたくなりました。何て叫んでいるのかな??? 


聖金曜日

2006-04-14 | イタリア行事
昨日はマリートの実家へ。マンマは言いました。
「Domani, per noi cattolici, e' "Venerdì Santo". E il giorno che il nostro Gesù Cristo si e' stato crocifissato, la passione. Anche il papa dice di mangiare pesce tranne per le persone che sono malate.」
訳>明日は聖金曜日、イエス・キリストが十字架にかけられ処刑された日(受難の日)なの。ローマ法王も病気の人(栄養をつけるため)以外は魚を食べるようにと言っているわ

*この場合の"passione"という単語は「情熱」ではなく「受難」です。
話題になったメル・ギブソン監督の映画も確かタイトルが"La passione di Cristo"だったように思います。

ということで…
私はカトリックではありませんが、マリートがそうなので今日の昼メニューは魚となりました。勿論夜も肉を外したメニューでと思ってます。

日本に住んでるフランス人の知り合い、ニコラの言葉を思い出しました。
「僕は毎週金曜日魚を食べるよ」、熱心な信者だったんだなと今になって思います。
女性が大好きで、神の前で誓うはただ一人の女性…(彼は既婚者)のはずなんですけどね、それがあまりにも
アレレレレ??ヾ(゜ー゜ヾ)^。。。な人だったので…。教えに従ってません。(笑)

あまり関係ありませんが、もう一つ思い出したのでここに。
菜食主義者(ベジタリアン)とは色々で、お肉食べないからそうなの!な人もいれば、卵や乳製品を一切摂らない完全な人までいますよね。
イタリア語では前者が"vegetariani"に対して、後者は"veganiani"と呼びます。ただ、時々お肉を食べながら基本的にはベジタリアンという人もいるので気分さえそうであればいいのかな?と思わされることも時々ありますが…。(笑)


今週日曜日はPasqua、復活祭(イースター)です。
Nataleのキリスト誕生の日よりもPasqua復活した日のほうが本来なら重要だそうです。
「Nascere, nascono tutti, ma rinascere solo lui l'ha potuto fare. E' un miracolo!」
なるほどなぁと思いました。

ではでは、この時期お決まりの挨拶ということで…
Buona Pasqua!!!


p.s.
話は変わりますが、また一つ思い出したので付け加えです。Santo繋がり。
"S.Antonio"は御存知でしょうか?Padovaには"Basilica di Sant'Antonio"もあります。
ついこの間知ったのですが、
鼠講(連鎖配当組織)のことをイタリア語では"la catena di S.Antonio"というそうです。辞書には"speculazione a piramide"とありますが、一般的にはこちらがよく使われるそうです。

Satellite

2006-04-11 | イタリア行事
最終日の今日は人の入りも少なく、会場はとても見やすかったです。6日のうち4日アテンドとしてサローネへ。刺激もあり、面白い作品にもたっくさん出会えてお腹いっぱいです。(笑)
今日は*ミラノ市内で行われている他の展示会場もまわり、とても充実した一日でした。お供したデザイナーさんのお話もたくさん聞くことが出来、これまたお腹いっぱいです。(笑)

*この時期は市内でも色々と催しがおこなわれています。会場も勿論ですが、こちらも内容は充実していて見応えは充分ありです。ホテルやインフォメーションにINTERNIという小冊子(無料)がその時期には用意されています。ので場所の確認などはそちらがあれば問題なし、あとは楽しむのみです。


写真、今日撮ったものではないのですが会場内のSatellite(若手アーティストゾーン)です。色んな方のアートに触れれるこのゾーンも楽しくて私は大のお気に入り。一部しか紹介できないのは非常に残念…、全部載せたい!
今日はデザイナーさんのお供ということもあり、違う視点から見た物の捉え方、その作品に込められるメッセージはこうであろう等と貴重な、そして新鮮な意見を聞くことが出来き大満足でした。
アートの中に込められるメッセージを考えながらその物を見ることが出来るようになるとより楽しいなと思えた一日でした。


ではでは、今日は遅いのでもう寝ます。
Buona notte...
Ciliege


p.s.
>tiamoさん
今日はバックを黒に、そして水玉模様にしてみました。どうです?(笑)

>お知らせ
今日11日に総選挙の結果が出ます。どうなるのかなぁ?

イタリア人は政治への関心度がとても高い国なんですよ。
①シチリア出身で住民票もあちらへ残したままのDomenico君、投票のためシチリアへと帰ってます。
②お友達のMauro君も投票を済ませスペインへと旅立ちました。
③一見全く関心の無さそうなマリートの弟・Sandro君も投票済。
④眠いのを我慢してマリートも今はテレビに釘付け。結果が出るのをずっと待っています。

ちなみに今のとこ五分五分です。
会場に人があまり居なかったのも、昨日・今日は投票日だったからなのかな?
さてさて、Prodiか?Berlusconiか?


国際家具見本市 2006

2006-04-07 | イタリア行事
ちょっとした縁あって、ミラノの国際家具見本市へ行くことに。
5~10日の催しで今日は2日目でした。
昨日から一日中歩いているので足がもう限界に…。
会場はとても大きく見やすいという印象を受けました。
勿論内容もかなりなものでした。
といってもまだほとんど回れていません、あまりに広くて。

基本的にブース内での写真撮影は禁止。(皆バシバシ撮ってます・笑。そして、怒られてます・笑)
ということで通路から少しだけ撮ってみました。
雰囲気だけでも伝わればと思います。

今週は少し忙しいのでブログの更新は来週になると思います。(←普段から更新はあまりしていませんが・ヾ(´▽`;)ゝウヘヘ)
では、Buona giornata!!!!

エイプリル・フール

2006-04-02 | イタリア行事
お洒落なpasticceriaのウインドーをのぞくのは楽しいです。
美味しそうで、飾り方にもセンスがあって…。
+イベント事にはドルチェが欠かせない国なのかな?
クリスマス時期は"Panettone"、"Pan d'oro"。
女性の日は"Torta Mimosa"。
そして今の時期は"colomba"や"uovo di Pasqua"が飾られています。
(´~`ヾ) そうだ、もうすぐパスクアだっけ…。

ところが!
昨日はコロンバ達に紛れて、魚の形をしたクッキーを発見!
別のPasticceriaのウインドーにもお魚が。???。
帰ってマリートに訊いてみます。
「今日はどこのお菓子屋さんも魚のクッキーでいっぱいだったよ。なんで?」
「Ah si'? あぁ、今日はエイプリル・フールだぁ。この日はいたずらで魚の絵を人の背中にはりつけるんだよ。僕達も小さい頃よくやってた。」
「へぇ、そうなんだぁ~。」

うん、来年はマリートの背中に魚をぺタッぺタッと2匹くらい。(笑)
ブンタ猫にもミニ魚をペタッと1匹。(笑)

イタリア語では「Pesce d'Aprile」と呼ぶそうで、
今日の夜は何となくお魚メニューに。
あぁ~、美味しいお魚を食べにリーグリアへ行きたいな。
今年の夏、行ってみようかな?

Buona domenica!!!
Ciliege


p.s.イタリア語の解説byマリートです。
In Italia il primo d'Aprile si usa preparare degli scherzi da fare agli amici. Di solito si taglia una carta a forma di pesce e si cerca di appiccicarla sulla schiena del malcapitato, senza che esso se ne accorga, in modo che si ritrovi a camminare in giro tra le risate di quelli che vedono quella figura. Per questo questi si chiama "Pesce d'Aprile".
それにしても、何で魚なんでしょうね…。
どなたか御存知?