goo blog サービス終了のお知らせ 

アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

追悼シュリーデーヴィー@シネマ・ジャック&ベティ

2018-10-16 | インド映画

本年2月24日に、『マダム・イン・ニューヨーク』(2012)の主演女優シュリーデーヴィー(シュリデヴィ)が急死しました。ドバイのホテルので出来事で、入浴中の不幸な事故でした。死因は溺死とのことですが、当初心臓発作と発表されたりしたために、不審死としてドバイ警察が捜査、嫌疑がクリアになった後遺体がムンバイに移送され、盛大な葬儀が営まれました。その後、アメリカのアカデミー賞で逝ける映画人の1人として登場したり、5月のカンヌ映画祭でも追悼の意が表せられたりしました。

(C)Eros International Ltd

日本では追悼上映が行われず、ファンは残念に思っていたのですが、このたび1週間限定で横浜のシネマ・ジャック&ベティで『マダム・イン・ニューヨーク』が追悼上映されます。「シュリデヴィさん追悼+ディワリ・イン横浜連携のアンコール上映!」と銘打ったイベントで、10月20日(土)~26日(金)の1週間限定、1日1回13:20~15:40の上映となります。映画館の公式サイトで、場所等を御確認下さいね。

(C)Eros International Ltd

この上映、すでに新聞等で伝えられて(例えばこちら)、インド映画ファンの関心を集めていますが、初日20日(土)の上映後には、上記の記事でシュリーデーヴィーとのツーショット写真が使われている大向貴子さんのご主人の大向敦さんも登壇(※時間の関係で、登壇は大向敦さんだけになりました)、シュリーデーヴィーの思い出を語るトークが行われる予定です。大向ご夫妻はすでにご存じの方も多いと思いますが、『マダム・イン・ニューヨーク』を買ってビオスコープという配給会社を立ち上げ、アミューズソフト、彩プロとの共同配給で2014年6月に公開した時には、「魅惑のインド映画発掘/府中市の男性 脱サラし個人買い付け」(東京新聞)等々、大いに話題になった方です。この記事に続いて、「あなた、この映画、絶対日本で公開しなくちゃダメよ」とお二人で初めて見た時に強力プッシュした貴子さんもマスコミに登場し、ご夫妻のストーリーが広く知られるようになったのでした。

(C)Eros International Ltd

大向ご夫妻さんからは、どんな秘話が聞けるでしょうか? 私も折に触れてはいろいろうかがっていて、その一部をスペース・アーナンディでのインド映画講座女優シリーズ「シュリーデーヴィー」の時にお伝えしたのですが(ドンキのカラコンの話とか...)、まだまだいろんな来日時エピソードがあったようです。2014年5月末のキャンペーン来日時(当時のイベントレポートはこちら)、シュリーデーヴィーは一家で来日。夫で大物プロデューサーであるボニー・カプール氏(人気男優アニル・カプールの兄、つまりソーナム・カプールの伯父)、そして、ジャーンヴィーとクシーという二人のお嬢さんも一緒だったのでした。ジャーンヴィー・カプールはママの急死のショックを乗り越え、見事本年7月に女優デビューを果たしました。公開直後の大向さんからのメールには、「来日時にはハイティーンのファッションとショッピング大好きな女の子だった彼女をスクリーンで観て、知り合いの子供の成長をみているような気持ちになりました」とありましたので、そんなお話も聞けるかも。

(C)Eros International Ltd

では、久々に『マダム・イン・ニューヨーク』とスクリーンで再会しましょう。陽気なデヴィッド先生、女性にもてたいサルマーン・カーンさん(パキスタンに潜り込む方ではなくて、パキスタン人でNYでタクシー運転手をしている人です)、フランス人コックのローランさん(やっぱりシャシの近くにいるのね)、南インドから来たIT技術者ラマさん、”メヒコ”から来たベビーシッターのエヴァさん、韓国人の美容師ユソンちゃん、そしてアフリカ系のカリブ海出身者である寡黙なウドゥムブケさんにも再会してきましょう。皆さんも、横浜黄金町までぜひお運び下さい! 最後に予告編を付けておきます。 

映画『マダム・イン・ニューヨーク』予告編


<追記>大向敦さんのツイッターに、貴重なシュリーデーヴィー来日時のお写真が。こちらからどうぞ。

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 始動!『ハジュランギおじさ... | トップ | 「インド映画連続講座」もひ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インド映画」カテゴリの最新記事