今日はやっと映画を2本見られました。しかし、初っぱなに大きな間違いをしてしまいまして、本当は3本見られるはずだったのに...と残念な1日になってしまったのは、シネコンが入っているショッピングモールを間違えてしまったのです。前から時間等をチェックして、イノービット・モールで『12th Fail(12年生落第)』、『Fighter(戦う人)』、『Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiya(君の言葉に大混乱)』という3本が見られる、というわけで勇んで行ったのが地下鉄DNナガル駅から北に行ったショッピングモール街。ところがそこはインフィニティ・モールで、イノービット・モールはもっと北のマーラードだったのでした。
インフィニティ・モールもマーラードにもあるのでややこしいのですが、窓口で「この劇場はうちのモールではありません」と告げられた時のショックと言ったら! で、インフィニティのPVR(シネコンチェーン。このあたりは全部押さえているシネコンで、INOXと並ぶ大手です)ではうまく複数見られなかったため、ちょっと歩いてシティ・モールのPVRへ。やれやれ、そこでやっと2本、『Fighter(戦う人)』、『Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiya(君の言葉に大混乱)』を見ることができました。
『Fither』は『WAR ウォー!!』や『PATHAAN/パターン』のシッダールト・アーナンド監督作品で、リティク・ローシャンとディーピカー・パードゥコーンの主演です。空軍の活躍が描かれていて、インド映画では珍しいと言えば珍しいのですが、空軍は描写が単調になり、この映画も娯楽大作であるものの、何だかアクションシーが無機質でいまいち面白くありませんでした。そのためか、パキスタンとの戦いをかなり具体的に描いていて、「えー、それってちょっとダメでは」と思われるシーンも。軍隊映画は難しいですね。あと、主人公たちの上司、空軍特殊部隊長役であるアニル・カプールはミスキャストでした。アーシュトーシュ・ラーナーがディーピカーの父親役で出てたのですが、彼の方がよかったと思います。この作品、日本でやっても全然ヒットしそうにないので、お買いにならない方がいいです、配給会社様。軍事オタクの人だけしか喜ばないでしょうが、一応予告編を付けておきます。音楽はカッコよかったんですけどねー。
Fighter Official Trailer | Hrithik Roshan, Deepika Padukone, Anil Kapoor, Siddharth Anand | 25th Jan
映画料金自体は安く、この作品が230ルピー(約410円)、次の作品が280ルピー(約500円)だったのですが、ロビーで売ってる食べ物が高い高い。ポップコーンの小(これでも小、すごい量です)が420ルピー(750円)で、何か本末転倒の感じ。
こんなスナックを昼食代わりにしながら、次の作品に突入。
こちらは、日本で予告編を見た時から、お、イケるかも、と思ったのですが、案の定、なかなかよくできた映画でした。主人公のアーリヤン(シャーヒド・カプール)はロボット開発に携わるエンジニア。アメリカ在住である叔母のウルミラー(ディンプル・カパーディヤー)が始めた会社で、いろんなロボットの開発に従事しています。母親や一族郎党は早くアーリヤンを結婚させたくてうずうずしているのですが、アーリヤンはそんな心配どこ吹く風。ところが、アメリカ本社に出張したアーリヤンは、そこで叔母が開発した女性ロポット「シフラ」(クリティ・サーナン)と出会い、恋してしまいます。そして叔母にシフラをインドまで送ってもらい、家族には「アメリカに住んでいた孤児のシフラ」と紹介して、「彼女と結婚する」と宣言。変てこりんなところもあるシフラに家族は戸惑いますが、「アメリカから来た嫁だから」のひと言ですべて片付けられ、婚約式を経て結婚式へと物事は進んでいきます...。
いやー、面白かったですぅ! 何にも増して、クリティ・サーナンのロボットぶりが素晴らしい。この人、『アーディプルシュ』のプラバースの相手役というかシーター役をした人ですが、こういった人情コメディーの方がピッタリです。演技賞ものの存在感でした。それと、コメディはお久しぶりのシャーヒド・カプールもなかなかのノリ具合。ラストがいまいちもやっとしているのですが、もしかしたら続編作る気かも。「ロボット嫁シリーズ」とか銘打って、人気シリーズになればいいですね。予告編はこちらです。
Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiya | Official Trailer | Shahid Kapoor & Kriti Sanon | Dinesh V |9thFeb
その他、面白いことがちょっとありましたので続編をあとで書くことにします。