いや、今年のNBAシーズンはコロナに振り回されたなぁ……と思ってても流石世界規模のリーグは違いましたね。うまくコロナに立ち振る舞いましたね。
今シーズンは日本としても『八村塁』と言う逸材がNBAデビュー、そして渡邊雄太選手、馬場雄大選手がこぞってサマーリーグに参加したり下部組織でプレーするなど期待される面が多かったシーズン初頭でしたけど、コロナによってシーズン後半はほぼ試合がストップしてしまって『一体どうなるんだろう？』と心配しましたが、そこは天下のNBAですね。ちゃんとコロナにアジャストしてプレーオフ、そしてファイナルまで漕ぎ着けました🏀
NBAファンから見て今年のチャンピョンは10年ぶりにロサンゼルス・レイカースが優勝したのはファンとして周知の事実ですが、僕はちょっと富山県民として違う目線から今年のシーズン回顧をしていきたいと思います（笑）
なんといっても今年は地元からNBA選手が出てホント盛り上がりましたね。今でもアダム・シルバーNBAコミッショナーが『ルイ・ハチムラ、トヤマ・ジャパン』と呼ばれた時には感慨深いモノがありましたね。日本人初のNBAプレイヤーとして活躍した田臥勇太選手がNBAのコートに初めて立った時と同じぐらい震えました‼️
日本中にこのニュースが駆け巡り富山が注目され始めた頃、何も知らない富山県民はなんのこっちゃ？と思ってましたがTV番組『情熱大陸』での『地元富山が好きです』発言で、そんな人も含めみんな一発で彼の事が好きになりましたね。
ホントやりくさります（笑）
ただ試合で活躍すると逐一ニュースで報告され『本日八村選手は二桁得点の大活躍、しかしチームは残念ながら敗退』と言う微妙なニュース流れ続けます💧
「八村活躍すっけどチームが負けてばかりでどーなっとるん？」
と言う厳しい意見をカウンター越しによく聞きました。
NBAは公平にくじ引きでドラフト順が決まるんですが前シーズンでプレイオフに出れなかったチームから優先順位が与えられて更にそこからもっと下の下位チームが更に優先して上位指名権が得られるシステムになっていてかなり公平性が保たれています。
どこかの国の野球リーグみたいに逆指名だとかチーム強弱関係なく一斉に引き当てるシステムよりドラフト指名権のステイタスが凄く高いんですよ。その指名権すらトレードの交換条件に含まれますからね🤝
裏を返せばNBAではその年のドラフト指名権上位というチームは昨シーズンはまぁまぁ弱小だったと見たほうが賢明で全体30チームある中の上位9位指名だったワシントン・ウィザーズというチームは主力選手の怪我にも泣かされ昨シーズンはプレイオフにも出れなかったのでドラフトロッタリー（ドラフト指名権くじ）でも確率的に上位指名を得れる可能性が高かったチームなんですよね。
なので八村選手が入団したウィザーズは、実はチーム再建中、そして怪我から復帰した主力選手待ちと言う状態で、残念ながら『負け』が先行するチームだったんですよね。
シーズン途中から復帰したブラッドリー・ビール選手が参加しても、勝ち数こそ、そこそこあってもどうしてもビール選手か大物ルーキーの八村選手にボールが集まる状況になってしまい結果得点は取れる状況になってるけどチーム事情からするとやむを得ない状態って事だったんですよね。
なので八村選手が活躍しても『チームが負ける』と言うのはそう言うことも踏まえた事情があるって事でした。まあだからもう一人の主力選手でエースでもあるジョン・ウォールが復帰してくる来シーズンは期待しても良いんじゃないかと思います👍🏀
あともちょっとお話させてもらうと、チームが強くなる為には八村選手はシュート力を上げる事が来シーズンへの目標ですね。そりゃ勿論シーズン中は二桁得点挙げてましたが、シーズン後半のプレイオフへの生き残り試合では試合を決める大事なシュートを任されていましたが『ここで決めてれば！』ってシュートを結構な確率で外してたので大事な場面で安心して任せられる選手になる為には勝負強さも含めたシュートスキルのアップも期待したいです。
あとは日本人初の快挙でしたがオールルーキーセカンドチームで満足せず、総合力のあるタフな選手になってほしいです。それこそ5.6年前のドラフト指名30位でNBA入りした今年のファイナルに進出したマイアミ・ヒートのジミー・バトラー選手のように普通の何でもないシュートは外すのに勝負どころではキッチリ決めてくるクレバーな部分とファイナル第5試合では47分間プレーし続けさらにトリプルダブル(得点、リバウンド、アシストの3部門で二桁達成)を決められるタフな精神力を培わないとNBAでは勝ち残れないと思うんですよね。
ルーキーの八村選手はホント伸びしろしかないと思うのでホント頑張って欲しいです。そしていつの日か日本人初のNBAチャンピョンになって優勝リング引っ提げて凱旋して欲しいですね✌️🏀✌️🏀
