「51」シンクエンタ・ウノのブログ

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DEATH NOTE Light up the NEW world(ネタバレ注意)

2016-11-09 05:41:50 | 日記
えっと先日観てきました〜、話題の「デスノート」の三作目?のオリジナルストーリー映画。

個人的には自分からは進んでは観ない部類の映画なんですが初回2部構成だった記念すべき1作目「DEATH NOTE」は面白かったので嫁と娘に連れてかれて観賞。2作目の「L Change the world 」は全く興味がなかったので(だいたいこの手の2作目ってのがもう既に苦手部類)未観賞。

この時点でかなりハードル下げて観る事に(下げた方が良い時もあるんですよ)

漫画も全巻持ってるし、最初の実写版も観てるし、数ある漫画原作の実写化とはほぼほぼ「失敗作」と同意語だと思うんですが、この最初の実写版「DEATH NOTE」に限って言えば原作を知ってる人でも納得の内容だったと思ってるのは僕だけですかね?ww

なので今回の「Light up the NEW world 」は、まぁそこそこの期待も込めつつ最初の実写版は超えられないだろうの目線で観てきました( ̄∇ ̄)ニヤリ

最初、国外でデスノートを拾うところから始まる辺り「ああ、なるほど全世界に散らばってる訳だからこういう展開もアリだな」と思って「もしかして意外とアリ?」と視点を上方修正させたんですが、残りのデスノートはアメリカで使われた話が後でチョコっと出てきて、海外で拾われたデスノートの話はココで終わり。今回6冊あるデスノートのうち2/3の確率で日本にあるのはどうかな?と思いました。

あと「DEATH NOTE」最大の見せ場と言っていい頭脳戦がほぼ皆無。前々回自分の恋人を殺してまで美空ナオミを倒した戦いやデスノートの所有権を放棄してまでLとの心理戦が、観てる者にとってたっぷり楽しめる展開だったのにも拘らず今回の作品ではなし。

そして原作で賛否両論のある「ニア&メロ」編をそっくりそのまま無しにして全く違う話にしてしまってるのに何だか勿体無いコトになってます。

キャスティングは良いですよね、主人公を3人揃えて、それぞれが上手く演じてて真面目そうで実直な刑事三島役の東出昌大、Lの後継者竜崎を破天荒なキャラで演じた池松壮亮、クールなサイバーテロリスト紫苑を菅田将暉が上手く演じてて、しかも前作からのキャラである松田さん(言われないとわからんかったwwやミサミサ(随分とオトナになったww)も登場してきてファンには嬉しいキャスティングです。どうせなら鹿賀丈史さんも出して欲しかった・・・ww

キャスティングが良いだけに話の展開は、ほんとツッコミどころ満載です。

夜神月に息子がいたとか、デスノート6冊あるのに出てくる死神は3匹(補足で1匹の声が松坂桃李)だけとか、ミサミサが今回も「死神の目」の契約をしてしまってて彼女は前作から続けて3回も寿命を半分にしてるはずなのに、まだ生きてるとか・・・死神アーマのシーンでも映画後半でああなってしまうのは死神レムの時とかぶっちゃうし、もう少し死神アーマの使い方を切り札的に使って欲しかったとか・・・結構満載なんですww

ただあまりにも実直で真面目な三島(東出)に観客が騙されそうになる辺り、監督さんもそこをもしかして狙ったのかな?と思います。三島が捕まってしまって取調べを受けるんですがその際に「これは竜崎が仕組んだ罠だ」と観てる観客にそう思わせるに充分な演技だったし展開だったんですが、「デスノートのルール」を全部言える様なオタクな観客の方々だと薄々気付いちゃうんじゃないか?と思わせる演出でもありました。ここら辺はデスノートファンの方々にはチョット冷めちゃった瞬間かも知れないですね。

あと最後の最後に夜神月が「計画通りだ」というシーンと「Light up the NEW world 」の「NEW」がやたら大文字で目立つのと、最後のエンドロールでこの文字だけメラメラと燃え上がるんです。

「ははーん、なるほど「NEW world 」の「NEW」はそう言う意味か」と腑に落ちるところがあるだけに……少し残念。なんならこの映画も2部構成にして欲しかったです。そのほうがディテールが上手く繋がってより浮かび上がってきたと思うんですがね。

映画版、TV版と観てる嫁と娘は「面白かった」と絶賛。原作読んでないほうが余計な情報に惑わされずに素直に観れるのかも知れませんね。

2回目は・・・・無いですね。
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