週末ワイン 330

「モレ・サン・ドニ 1erCru クロ・デ・ソルム 2001」ジョルジュ リニエ・エ・フィス

　少し濁りのある濃いめのオレンジが混ざった赤色。エッジの部分は明るめのオレンジ。グラスの中のグラデーションが綺麗ですね〜。

　スワリングして出来るワインのリングから垂れる雫はゆっくりと垂れて来ます。

　少し弱めの果実風味。繊維質の野菜や木炭なんかの繊細な香り。ふかふかに耕した畑の土。優しい梅ガム、サクランボや木苺。

　飲んでみても香りと似てて繊細な味わい。酸味も目立ちタンニンも少し苦目。まだまだコレからのような気もするし、も少し時間を置いてみる事に。

　数時間後にようやく開き始めました。少し焦がした木材。紫蘇の香りの奥からようやく美味しそうな香りが垣間見えました。整髪料の甘いムスク、イチゴを潰したもの、甘露飴。

　一つ一つの香りが少し弱くても色々な香りが層になって連なってると、結構複雑性も出て来ますね(￣∇￣)ニヤリ

　飲んでみると、ようやく味に統一感。甘さがほんの少し強まって、酸味が強かった抜栓時よりも良くなって来てたし、苦かったタンニンも甘味が増した分、その味わいを上手くうけとめられるだけの変化について来てますね(￣∇￣)ニヤリ

　更に時間が経過するとようやく片鱗が見え隠れし始めます。ラーメンを飲み干した後の胡椒の香り。ふんわりと感じる赤色の果実。飲んだ後の鼻への返りが明らかに強まりましたね。余韻も長くなりました。

　最初は、エレガントと言うよりも繊細で気の弱い女の子を想像しましたね。2日目にはいい意味での成長があり、飲んでもそれなりの集中力があって勤勉な真面目な女子高生な雰囲気変わりましたね（笑）

　いやいや、美味しゅうございました(￣∇￣)ニヤリ♬