週末ワイン ５

　ル・プティ・シュバル２００４　サン・テミリオン・グランクリュ

　しっかり濃い目の赤紫色。エッジの方はややピンク色かな？

　セカンドクラスなのだけどグラスに流れ落ちる雫を見る限りじゃ凝縮度は相当なもの。なかなか垂れて来ないです。

　抜栓してデキャンタに移し試飲。

　最初は樽の香りが強め。その奥には「すもも」や「ラズベリー」といった果実実系の香りがちらほら・・・。スワリングせずに、しばらくそのままにして放っておくとドライフルーツのような甘い香り。

　抜栓してグラスにおいたまま２時間ぐらいしてやっと最初の印象と違ってきます。甘い芳香剤のような香りに「小豆」のような穀物系の香りに「苺」「オレンジ」「石鹸」のようなニュアンスも感じられます。

　しかし飲めばまだまだ「酸」が強い。結構時間が経ってるのだけれども本来の味わいにはまだまだ時間がかかりそうです。

　抜栓から７時間後ぐらいには、熟したベリーのような完熟した果物の香りがして飲んでも、あれほど強かった「酸」も何処かに影を潜め余韻もすごく長めで柔らかいとてもエレガントなワインに変わりました。飲んでも素直に「美味しい」と言えるようになります。

　まぁヴィンテージが若すぎましたね(￣▽￣)ニヤリ

　でも美味しゅうございました。