凄い。凄すぎる。
スタートでまさかの出遅れ、しかし体勢持ち直してインコースからジリジリとポジション上げて、サトノクラウン、そしてグレーターロンドンが最内から上がっていくのと同時に3角から勝負賭けてます。
この不良馬場の4角立ち上がりの芝コンディション最悪な最内をすくいあげ、徐々に出来るだけ状態のいい馬場の位置までもっていき、外めの斜行する際に対抗馬サトノクラウンの前を通ってラインをクロスさせ、少しサトノクラウンがラインを変えらざるを得ない状況を作るこのレース巧者。
間違いなくこのレースは武豊騎手じゃないと勝ててない。そしてキタサンブラックじゃないとこの不良馬場の直線はもたなかったでしょうね。
天皇賞春秋同一年連覇は史上5頭目。武騎手にいたっては天皇賞春秋合わせて通算14勝目。あのメジロマックイーンで悪夢の降着があって天皇賞春秋連覇を成し得なかった武騎手が26年後にココで借りを返しましたね。リアルスティール、ソウルスターリング、マカヒキ・・・並み居るG1馬が全くといってイイほど目立ってないぐらいにキタサンブラックは強過ぎました。
そして前走『宝塚記念』の9着の原因が、個人的な予想の域を超えてないですが、武豊騎手の思惑であったことをこのレースを見て確信しました。
ほんとにこの馬と武騎手が出てる凱旋門賞を見たかった。不良馬場でこれだけの活躍をするこのコンビを、あの重馬場のシャンティ競馬場でエネイブルと戦って欲しかった。間違いなく夢を見れたんじゃないかと今でも思っています。
このレースは永久保存版です。既にもう何回も見て泣いてます(笑)
そして夢は続くんですね( ̄▽ ̄)ニヤリ♪