えちぜん鉄道と福井鉄道では、今月1日にダイヤ改正を行った。改正概要は以下の通り。
●えちぜん鉄道
★早朝の勝山永平寺線上り3本の時刻を繰上げ、三国芦原線列車や大阪行『サンダーバード』に接続させる。
★上記に伴い、月曜日のみ運転の『めざましトレイン』勝山発5時の福井行、三国港発5時08分の福井行は廃止する。
●福井鉄道
★越前武生発5時40分を5時50分に繰り下げる。
★越前武生発6時37分の急行田原町行と、福井駅発7時25分の急行越前武生行(神明から普通)を廃止する。それに伴い、越前武生発6時26分の福井駅前行の福井駅乗り入れを取り止め、田原町行とする。
★田原町発6時40分の福井駅経由急行越前武生行を、区間廃止して福井駅発6時52分に変更する。代わりに福井駅発6時36分の普通越前武生行を田原町発6時22分の福井経由に変更する。
★越前武生発22時23分を22時11分に繰上げ、田原町での三国芦原線への接続を見直す。
福井の私鉄2社では、朝時間帯を中心にダイヤ改正を行なった。
まず、福井着6時27分の勝山発列車については福井着6時11分に繰上げる。このことで、福井口発6時19分の三国港行、福井発6時20分の大阪行『サンダーバード』に新たに接続する。リリースに触れている2列車以外に、21分の普通金沢行、28分の越前大野行に新たに接続するようになり、34分の越前武生行の乗換に余裕が出る。
その次の福井着7時11分については6時51分着と約20分の繰上げ、福井口発6時47分の三国港行、福井発7時01分の大阪行『サンダーバード』に新たに接続する他、7時丁度の名古屋行の高速バス、7時10分の大阪行きの高速バスに新たに接続するようになる。高速バスのりばは、えちぜん鉄道駅舎の目の前にあるから、JRに乗り換えるより便利だ。そして勝山発6時40分については出発を3分繰上げ、三国芦原線への接続を見直す。早朝の福井行の時刻繰上げに伴い、福井発6時33分は6時30分に繰上げ、松岡での交換を志比堺での交換に変更する。
2007年改正から週明けに運転されてきた『めざましトレイン』については、福井着5時45分の勝山発、5時51分の三国港発ともに廃止されることになった。勝山から大阪方面は、定期列車の繰上げでフォローするが、三国港から大阪方面や金沢方面へは不便になった。2023年春開業予定の新幹線だと、金沢発6時の福井のみ停車を仮定して福井発は6時25分くらい、それでも福井着6時30分の三国芦原線では間に合わないので初電を繰上げなければ接続できない。
福井鉄道は朝時間帯の減便、モ800形を豊鉄に返還して車両数が減ったのが影響したと思われる。急行が間引きされた7時台前半では、30分近いブランクの後に福大前西福井行のFUKURAMが設定されることになるけど、輸送しきれるのだろうか。福井駅着7時19分の列車が福井駅に乗り入れなくことも、福井発7時29分のサンダーバードへの乗換えができなくなり、厳しいかもしれない。田原町発6時40分発はなくなるが、その代わりに6時22分発を新設、三国方面からの初電車から2分で接続させる。
下り列車については始発を繰り下げ、最終を繰り上げることに。始発は所要時間も見直し、福井駅着は現行の6時30分から45分に、39分発の名古屋行『しらさぎ』に乗り継げなくなる他、50分発の金沢行『ダイナスター』への乗換えに余裕がなくなる。最終列車も約10分繰上げ、田原町での三国港行最終への接続が5分だったのが16分と余裕が出てくる。武生側においても、サンダーバード47号からの接続時間も30分だったのが18分に短縮され、夜間の大阪・京都から福井鉄道沿線の所要時間が10分ほど短縮されることになる。
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