富山地方鉄道と富山ライトレールは2020年2月を目途に合併することを発表した。合併は富山地鉄を存続会社として行ない、社名も富山地方鉄道のままとする。
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来年3月に控えた富山の路面電車の南北接続、その前にして富山ライトレールが吸収されるような感じで富山地鉄と合併することになった。富山地鉄が運転を一元化することは、去年から報道されていたけど、まさか合併するとは。まぁ、合併と言っても、利用客にとっては岩瀬浜方面と富山駅南部が結ばれる以外、現状とさほど変わらないと思うのだけど。
私鉄の合併っていつ以来になるのだろうか。ざっと調べたところ、1965年の近鉄の三重電気鉄道合併が直近みたいだけど。こんな50年も昔の合併とは、まるっきり違う合併ということなるのだろうか。
合併することで、運賃体制が一本化、車両の賃借料も発生しないから、運用的にだいぶ楽になる。市内線もポートラムも200円均一なのは、乗り入れ前提の設定だったのだろう。フリーきっぷは、地鉄電車・バス1日フリーきっぷや地鉄全線2日間フリー乗車券などといった市内電車だけ乗れるもの、とやま1日乗り放題きっぷや世界遺産白川郷・五箇山フリーきっぷなどといったポートラムだけ乗れるもの、富山まちなか・岩瀬フリーきっぷといった両方乗れるものが混在しているけど、合併後も乗り放題のエリアは変わらないのだろうか。
新たに富山地鉄の路線となる富山駅前から岩瀬浜間、昭和18年6月に国鉄富山港線になる前は富山地方鉄道富岩線だった。つまり、77年の時を経て、再び富山地鉄に戻ることになる。私鉄→国鉄→JR→3セクと変わる路線は結構あるけど、それが同じ私鉄に戻るというのは、これが最初で最後になるかもしれない。3セクが私鉄になるケース自体珍しいからな。国鉄から私鉄だったら、青森の黒石線という例があるけど。
あとは運行ダイヤか。正式には発表になってないけど、岩瀬浜から来て富山都心線を回って岩瀬浜に戻るという運転になりそうだな。データイム15分ヘッドだったら、富山都心線で少し減便になるけど、ポートラム区間で増発しにくいからな。
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