しーさるの鉄日記

東急電鉄3/16改正(田園都市線・大井町線)


3/16に行った関東私鉄のダイヤ改正、東急田園都市線・大井町線、東京メトロ半蔵門線は以下の通り。

★東急田園都市線
●平日朝ラッシュ直前1本、直後2本の準急を急行に格上げする。
●田園都市線において、平日17時台から19時台に下り各駅停車を3本増発する。

★東急大井町線
●大井町線において、平日19時台から23時台の大井町発急行長津田行を現状の8本から10本に増発する。


★東京メトロ半蔵門線
●平日6時台~7時台に1往復増発する。
●平日16時台~18時台に2往復増発する。


東急田園都市線では、平日ラッシュ時に急行格上げや増発が行われるほか、データイムも少し変更することになった。
今回の改正で準急から急行に格上げとなるのは、長津田発7時、中央林間発8時13分、長津田発8時26分の3本、いずれも用賀で各駅停車を追い抜くことで、三軒茶屋、渋谷までの所要時間を2~3分短縮させる。このことで準急の設定時間帯は渋谷着7時42分~9時05分の83分が、7時47分~8時56分の69分に縮小される。

2007年の改正で、各停と混雑を平準化させる目的で設定された準急だが、今回の改正で初めて本数を減らすこととなる。三軒茶屋場面での混雑状況のグラフを見ると、格上げとなる7時37分の準急の混雑率は1本前の各停を少し下回っている。これを急行格上げにして用賀で各停追い抜きにしても、7時29分の急行よりは混まないと思われる。8時55分の準急についても、1本前の各停の方が混雑している。8時59分の準急は1本前の各停の方が空いているが、その1本後の各停が次の急行並みに混雑しているので、先行する準急を急行に格上げすることで誘導すると思われる。

準急を急行に格上げするほかに、中央林間発5時15分の渋谷行を1分繰り上げて押上行に行先変更、渋谷発押上方面が6時07分から16分まで空いていたのが、11分発の新設で改善される。押上発は6時41分発を新設して、43分発を46分に繰り下げて7分ブランクをなくす。このことで34分着アクセス特急の北総客と38分着船橋経由快速の京成客が、43分に集中しているのが、41分の始発と46分の始発に分散されることになる。渋谷行が押上行に延長変更となるため、渋谷発6時15分の急行長津田行については運転をとりやめ、初急行の時刻を6時35分に繰り下げる。

データイムは中央林間方面の一部パターンを変更することに、急行の半数を九段下までで5分、溝の口までで3分半、鷺沼から先では2分ほど繰り下げることになった。半蔵門線内で同じ時間を走る各停については入れ替えるように5分繰り上げることになった。このことで、急行の運転間隔は、半蔵門線内10・20分間隔、東急線内で12・18分間隔に、2003年の倍増以来維持してきた15分ヘッドを崩すことになった。また、10~16時台の急行は全て押上始発となった。

渋谷発で見ると、03分、33分の急行は06分、36分に繰り下げ、入れ替わりに07、37分の各停は02分、32分に繰り上げ、急行に用賀で追い抜かれていた渋谷始発は29分、59分から、09分、39分と急行の3分後の発車になった。待避パターンは変化はないが、繰り下げとなった急行に鷺沼で抜かれる各停は1分半、長津田で抜かれる各停は2分繰り下げている。

渋谷始発は、各停の続行から急行の続行になることで、半蔵門線方面から池尻大橋、駒沢大学、桜新町、用賀への有効本数が増えることになった。鷺沼まで先行する各停が比較的すいている渋谷始発となり、渋谷発14、44各停も先行との間隔が7分から5分で混雑緩和すると思われる。でも、都心からの直通優等が20分も開きとなるのは他路線と比べて残念なところ。渋谷発着を毎時1本増やして、20分サイクルに急2準1各2がベターなのかと思う。欲を言えば、渋谷~半蔵門間の回送を青山一丁目までの営業運転にすればいいのだけど。
なお、繰り下げとなった急行は九段下での時間調整見直しで、大手町から中央林間間で58分から55分に時間短縮された。だが、もう一方の急行は溝の口で3分も停車するようになったので、55分だったのが58分となっている。

二子玉川場面で見ると、14、44だった急行は18、48に、17、47だった各停は20、50に、それ以外の各停・急行も1分ずつ繰り下げているが、準急は現状維持の07、37となっている。大井町線の無待避青各停から急行へはギリギリだったが、4分接続と余裕が出てくる。逆に急行から青各停には接続しなくなるので、二子新地、高津へは用賀で追い抜いた各停を待つことになる。無待避の緑各停は溝の口でもタッチ差で田園都市線各停に接続してないが、田園都市線各停が3分繰り下がるので、溝の口どころが二子玉川でも相互に接続するようになる。

平日夕ラッシュ時には、渋谷発17時09分、押上発17時07分→渋谷発17時40分、押上発17時44分→渋谷発18時17分の3本を増発することになった。17時台後半以降の2本の増発で、17時44分から19時05分までで、急1各2のダイヤサイクルが9分40秒だったのが9分に縮小し、輸送力が7.4%増えている。
押上方面については中央林間発15時54分→渋谷発16時40分の準急、中央林間発16時25分→渋谷発17時22分の各停を増発することに。この増発で中央林間発15時54分準急は各停に格下げとなっている。

大井町発20時01分と21時40分の急行溝の口行については、長津田まで延長変更することに。これで20時台以降の急行11本中9本が長津田まで乗り入れることになる。うち4本がQシート連結列車だ。Qシート連結車両は2編成しかないので、現行の2運用はギリギリだ。6000系を改造すれば3運用もこなすことができ、Qシート連結列車をあと数本増やすことが可能になる。新たに長津田行になる2本のうち、21時40分発は二子玉川で渋谷方面からの急行に接続しての後追いになるが、20時01分は時刻を繰り下げるので二子玉川には田園都市線急行が出た直後の到着となる。どちらにしろ、田園都市線急行は大井町線急行から流れてくる客が減るので、混雑緩和になる、

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「情報(東日本)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事