東武鉄道の2022年ダイヤ改正、スカイツリーラインの土休日夜間の優等を見てみる。
北千住発21時台は急行5本のうち、3本を準急に格下げ、うち16分、46分の2本を南栗橋止に短縮変更する。また、平日と同じく21時40分の区間準急を廃止する。改正前は準急は21時56分発だけだったが、改正後は16分、26分、46分も合わせて4本に、急行は06分、35分の2本だけに減る。40分の区間準急が消滅したものの、29分と50分の区間急行が残るので、9分未満の間隔はまだ残る。急行格下げの準急のうち、16分、46分は北越谷行に短縮変更となり、北越谷行で普通に接続させる。
22時台は、急行4本全てを準急に格下げして、準急を2本から6本に増やす。区間急行も4本のうち、29分発は区間準急に格下げ、49分発は廃止する。このことで、改正前は急行4、区間急行4、準急2の10本だったのが、区間急行2、準急6、区間準急1の9本に、越谷から先で通過運転する列車は8本から2本へと大幅に減らされる。また、45分発の急行は格下げとなるだけでなく準急北越谷行に短縮変更、16分の準急も南栗橋行から北越谷行に短縮変更となる。なお、この22時代のダイヤは平日22時代とほとんど変わらない。
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23時台前半は変わらないが、後半は33分の区間急行、51分の区間準急が廃止に、43分の急行南栗橋行が41分の準急に格下げとなる。
このことで26準 33区急 43急 51区準と7~10分間隔だった優等が25準 41準だけとなる。ちなみに普通の方も34分の北春日部行が35分の竹ノ塚行になっており、谷塚から先は44分まで待たなければならない。北千住着23分の上野東京ライン(常磐線)から、北越谷へ行くには、41分まで待ちぼうけすることになる。
次に普通を見てみる。21時台は5本あった春日部方面への列車のうち、00分発以外の4本を北越谷止に短縮変更、北越谷以北は急行を準急に格下げすることでフォローする。00分発の東武動物公園行の他、25分発の北越谷行は29分発の南栗橋行に変更、北越谷止の準急から接続させる。
22時台は07分の東武動物公園行を廃止に、58分の北越谷行を01分の北春日部行に繰り下げと延長を行いフォローするが、そのあと13分発の北越谷行までタイムラグが発生する。北千住発10分の区間急行が西新井で、15分の準急が草加で、25分の急行がせんげん台で、29分の区間急行が春日部で、07分の普通と接続していたが、07分の普通がなくなったため、10分の区間急行が越谷で01分の普通に接続するだけとなった。23分、40分の東武動物公園行は北越谷行に短縮変更、北越谷から先は35分、55分の急行を準急に格下げしてフォローする。その間の30分の北春日部行は31分の竹ノ塚行に変更する。この北春日部行は35分の急行が草加で接続していたがそれも消滅、せんげん台で接続していた45分の急行も北越谷止の準急になった。その結果、北越谷以南の急行通過駅で17分開くだけでなく、北越谷以北は準急同士で15分開くことになった。
23時台は14分の普通北越谷行を廃止する。このことで、19分の区間急行から草加で接続する普通がなくなり、蒲生方面は20分の普通に乗っても同じということになる。07分の北春日部行、22分の東武動物公園行については、09分、20分の北越谷行に短縮変更となる。19分の区間急行は越谷で接続する普通がなくなったため、急行通過駅へは26分の準急を待っても変わらない。22分の普通は、33分の区間急行から越谷で接続していたが、改正で普通は北越谷行に短縮、区間急行は廃止になったので、北越谷以北は25分か41分の準急に乗るしかない。14分発の廃止で運転間隔を調整し、23時台前半は7~8分間隔が9~11分間隔に拡がるようになる。
23時27分発の竹ノ塚行は北千住での停車時間を5分に拡大して、31分発の北越谷行に延長変更させる。このことで29分着の浅草発列車から接続させるだけでなく、24分着の千代田線我孫子行からの接続にも余裕を持たせる。33分の区間急行が廃止になったから繰り下げたのだろうか。その代わり34分の北春日部行は35分の竹ノ塚行に短縮変更となる。改正前は43分の急行が越谷で北春日部行に接続していたが、改正後は41分の準急に格下げすることで北越谷以北の急行通過駅をフォローする。竹ノ塚以北へ向かう列車が34分の北春日部行から31分の北越谷行になっただけだから、実質3分の繰り上げになる
土休日夜間の上りは、北千住に21時台、22時台に到着する12本の急行のうち8本を準急に格下げする。また、準急のうち4本は北越谷始発に短縮する。21時台に格下げとなるのは半数だから、急行は20分毎の運転となるが、22時台の急行は28分着を残してほぼなくなる。区間急行も北千住着23時45分だけとなるので、東武動物公園発で21時台後半から越谷まで通過運転する列車は7本から2本に減ることになる。
南栗橋発20時31分の急行は、北越谷発20時57分に短縮変更する。それに接続する普通はなく、北越谷以北からは5分前の区間準急を乗り通すことになる。次の南栗橋発20時44分の普通は東武線内での運転をやめて、北千住発に変更、その影響か一本前の北越谷発21時14分を北春日部発20時52分として延ばしている。普通がなくなった代わりに、南栗橋発20時54分の急行を20時42分の準急として繰り上げる。20時54分の急行がなくなった代わりに、久喜発21時05分の急行を南栗橋発21時01分に変更、東武動物公園発だった区間準急を久喜発に変更することでフォローする。
南栗橋発21時12分の急行は、北越谷発21時38分の準急へ短縮変更する。この列車も接続する普通はなく、北越谷以北からは5分前の区間準急を乗り通すことになる。準急格下げの影響か15分の普通は10分に繰り上げ、北越谷まで後述の18分の準急から逃げ切る。久喜発21時24分の急行も南栗橋発21時18分の準急に変更、久喜止だった館林発20時54分の列車を東武動物公園行に変更して久喜から先のフォローするが、2分のタッチ差で急行から格下げの準急には接続しない。8分待って普通に乗り換え、さらに北越谷で準急に乗り換えることになる。
南栗橋発21時31分の急行は北越谷発21時58分の準急に短縮変更、北越谷で東武動物公園発21時38分の普通から接続させる。代わりに東武動物公園発22時00分発の区間準急を北千住以北で10分以上繰り上げたうえで、南栗橋発21時33分とする。この影響で東武動物公園発21時46分の普通が北越谷22時18分に短縮変更となっている。南栗橋発21時52分の急行は、4分繰り上げて準急に格下げする、このことで南栗橋発21時代は、12急 15普 31急 52急だったのが、10普 18準 33区準 48準に変わる。
久喜発22時07分の急行は北越谷発22時29分の準急に短縮変更、北越谷発22時29分の普通を東武動物公園発22時09分として接続させる。東武動物公園発22時26分の急行も南栗橋発22時07分としたうえで準急に格下げする。この急行にせんげん台で抜かれていた、南栗橋発22時07分の普通中目黒行は竹ノ塚発23時06分に短縮変更、北越谷から竹ノ塚までは18分開くようになる。
東武動物公園発22時49分の急行は、北越谷発23時02分の準急に短縮変更、それに接続する春日部方面からの普通はない。この急行に接続していた館林発22時10分の普通東武動物公園行は区間準急として浅草まで運転する。この影響で南栗橋発22時32分の普通は北越谷発23時09分に短縮変更となっている。南栗橋では純減となり、20分以上開くことになる。北千住からは23時34分の普通の代わりに、この区間準急を運転士て北千住発を23時29分に繰り上げる。5分繰り上げたため、39分の準急鷺沼行は曳舟で浅草行に接続しない。
南栗橋発22時48分の準急鷺沼行は北越谷発23時16分に短縮変更、代わりに北越谷発23時20分の普通を南栗橋発22時45分として延ばす。また、南栗橋発22時58分の区間準急北千住行を廃止に、代わりに北越谷発22時34分の普通を南栗橋発22時45分として延ばしている。
北越谷以南の普通では、北越谷発22時07分の普通北千住行も廃止する。このことで、複々線区間でも17分のタイムラグが発生し、北越谷発22時12分の区間準急は各停を追い抜かない。北春日部から大袋までの急行通過駅では普通の削減分を準急、区間準急がフォローするので、停車本数は改正前と変わらない。ただし、東武動物公園橋発20時42分の区間準急が北春日部発20時52分の普通となるので、姫宮の停車本数は減る。
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