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しーさるの鉄日記

JR西日本ダイヤ改正(山陽新幹線『ひかり』『こだま』編)

JR西日本の2022年ダイヤ改正、山陽新幹線の『ひかり』『こだま』を見てみる。

『ひかり』については、新大阪発19時59分(東京発17時03分)の広島行を岡山行に短縮変更、新大阪発20時27分の博多行の運転を取り止める。このことで、岡山以西の『ひかり』は、朝に下り4本、夜に上り3本(うち2往復が東海道直通)だけとなる。

新大阪発19時59分の『ひかり』は山陽区間は各駅停車で実質『こだま』のようなもの、20時27分は相生、新倉敷、新尾道、新岩国、厚狭だけを通過するのにも関わらず、追い抜かれるのは姫路での新大阪発20時38分の『のぞみ』だけという変わり種列車だ。この20時29分発の『ひかり』の廃止に伴い、岡山発21時59分の新山口行最終『こだま』を、岡山発21時45分に繰上げた上で新大阪発20時29分に延長変更させる。相生へは、新大阪発19時59分から21時05分まで開くような状況だったが、19時59分、20時29分、53分と利用しやすくなり、姫路においても『のぞみ』から19分で接続するようになる。
新山口行最終『こだま』は、廃止となった『ひかり』と比較して、岡山発が9分繰下げ、福山発が18分繰下げ、三原発が26分繰下げ、徳山発が33分繰下げとなっている。岡山発21時台下りは、改正前は05さ 09各ひ 13の 24の 36ひ 51の 59始こ だったのが、04さ 12の 23の 45こ 51の といった具合になる。新倉敷、新尾道、東広島へは、2051、2109、2159、2242となっていたのが、2109のひかり廃止で、2055、2145、2232となる。運転間隔が50分以上にならないように、うまく調整している。新倉敷へは51分の『のぞみ』から59分の始発『こだま』へ乗り継げたのが、23分の『のぞみ』から45分の『こだま』まで待つことになる。29分発の在来線に乗っても、新倉敷着は1分遅くなるだけだ。


『こだま』については、まず岡山発6時57分の平日運転の広島行の運転を取り止める。福山、三原、東広島は7時03分の『ひかり』があるが、新倉敷、新尾道へは7時22分の『こだま』まで待つことになる。それでも先行の『こだま』との運転間隔は52分だから、他の時間帯よりは短い。
その2本後の姫路発7時15分(広島発8時55分)の『こだま』は博多行だったのを広島行に短縮変更する。このことで、広島発で8時26分から9時22分まで開くようになり、新山口から先では70分近く開く。名古屋発朝一番の『のぞみ』では広島発8時26分に乗り継げないので、徳山着が28分、厚狭着が38分遅くなる。また、厚狭発10時20分の美祢線に接続する『こだま』もなくなったが、これについては次の改正で改善された。

朝上りも広島発6時35分の岡山行の運転を取り止める。それに伴い、次の6時53分発は49分発に繰上げるが、廃止となった『こだま』より14分繰下げとなる。新倉敷発は、廃止となった『こだま』が6時29分発だったのに対し、6時51分発に、6時22分発の在来線に乗ったら岡山に既に着いている時間だ。

新下関発8時16分博多行も廃止とする。小倉発8時25分発がなくなるので、8時39分発を8時34分に繰り上げるが、12分の『のぞみ』との間隔は広がる。新下関では7時49分から8時44分まで広がることになる。8時14分の在来線を使って下関に乗り換えると小倉着8時41分と新幹線を待つより早く着けるし、『さくら』に接続するため博多も6分早く着ける。なお、2023年改正では、この時間の『こだま』は岡山始発で復活している。

データイムは、博多発11時10分の新大阪行を岡山~新大阪間で廃止している。岡山場面で見ると、14時49分の新大阪行がなくなることで、相生へ向かう列車が14時29分から15時29分までなくなり、姫路へ向かう列車も14時37分から15時33分までなくなる。
新大阪発16時32分の博多行は運転を取りやめる。姫路へは16時23分の『のぞみ』があるが、相生へは15時59分から16時59分まで開くことになる。16時38分の新快速に乗っても、相生着は11分遅くなるだけだ。岡山から先は、広島発19時55分の博多行を岡山発18時02分に延長変更することでフォローする。廃止となった列車は岡山発18時19分だったから17分繰り上げた形になる。新倉敷での待避見直しで、8~10分に繰り下げだが、広島着は14分繰り下げの19時41分、『みずほ』への接続はなくなる。

夜間上りは、博多発17時19分の新大阪行を、博多~岡山間で区間廃止して、岡山発20時57分の新大阪行としている。このことで最大68分空きが新岩国において発生する。新尾道で東京行最終『のぞみ』に追い抜かれるが、次の『こだま』も広島で東京行最終『のぞみ』に接続するので、東京への最終時刻の繰り上げはない。なお、次の『こだま』は博多発18時03分を17時59分に繰り上げた。博多発18時02分の『のぞみ』が設定されたためで、小倉において、この『のぞみ』に追い抜かれる。

博多発19時54分の『こだま』の岡山行は、博多~広島間で区間廃止して、広島発21時37分としている。そのことで厚狭や新岩国では70分近く開くことになる。廃止区間では『さくら』『ひかり』への接続はないので、影響は少ない。

新大阪発22時05分の三原行最終『こだま』は、新倉敷で広島行最終『のぞみ』で追い抜かれていたのを、岡山での接続に変更する。改正前は、在来線で新倉敷へ行こうとしても、岡山で20分以上待たなければならなかったから、接続見直しにより新倉敷への帰り客は30分早く帰宅ができるようになる。

新大阪発19時29分の広島行は博多行に延長変更させる。このことで廃止となった『ひかり』のフォローを行う。しかし、新山口での博多行最終は23時05分の『ひかり』から22時54分の『こだま』に繰り上がる。廃止となった『ひかり』が通過していた厚狭では、博多行最終が30分繰り下がる。

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