しーさるの鉄日記

東武東上線3/16改正


東武鉄道は3月16日にダイヤ改正を行なうことを発表した。東上線の改正概要は以下の通り。

●川越特急を午前中に池袋→小川町間で2本、夕方に森林公園→池袋間で3本(土休日4本)運転する。
池袋発10時00分、11時00分、森林公園発16時00分(土休日運転)16時30分、17時00分、17時30分とし、停車駅は朝霞台、川越、川越市、坂戸、東松山からの各駅、池袋から川越までの所要時間は下り26分、上り27分、森林公園までの所要時間は下り48分、上り49分とする。

●下りTJライナーを平日夕方1本、土休日夜2本増発して、運転時間帯を拡大させる。(平日:池袋発17時30分、土休日:池袋発21時30分、22時00分)

●土休日朝時間帯において、東横線、副都心線からの快速急行森林公園行を小川町行に延長変更させる。

●土休日深夜時間帯において、池袋発0時30分の準急川越市行を新設して、最終列車を繰り下げる。それに伴い、上りについても川越市発池袋行最終を7分繰下げの23時42分に、小川町発池袋方面最終を9分繰下げの22時53分とする。

●坂戸駅での東上線と越生線の接続を見直す。また、通学時間帯の下り列車の運転時刻を変更する。

●TJライナーを座席定員制から、座席表から選択ができる座席指定制に変更、着席整理券を310円から360円に値上げする。このことで、一度に8席まで購入できるようになり、チケットレスサービスでは下り列車も1週間前からの予約が可能になる。座席指定制の導入に伴い、車両ドア上部に停車駅の特色をモチーフにした号車ステッカーを掲示する。

なお、改正に先駆けて2/25乗車分から上りTJライナー着席整理券発売駅を増やす(つきのわ、武蔵嵐山、東武竹沢~玉淀間の各駅、越生線各駅、但し越生駅は3/17から)

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東武東上線のダイヤ改正は既に報道されている川越特急が設定される他、土休日夜間にTJライナーの拡充、終電繰り下げが行なわれることになった。

川越特急は、去年10月に運転された『東武川越まつり号』を定期化したような列車、東武川越まつり号は臨時だったので、下り30分上り32分かかっていたが、定期運転することで、下り26分上り27分となり、快速急行より1分、急行・快速より4分、時間短縮させる。池袋から川越間の表定速度は70.4キロ、同日に速達化される西武ラビューの池袋~飯能間の69キロを少し上回る。レッドアローは停車時間のハンデがあるけど。

池袋~川越市間の停車駅は朝霞台のみ、2008年まで運転されていた特急は和光市のみ、2005年以前の特急は志木のみ停車だったので、川越特急は川越特急で違う停車パターンとなる。朝霞台停車としたのは武蔵野線と接続することで、東京西部からのアクセスで西武と対抗するということなのだろうか。
池袋を00分に発車した川越特急は、上板橋と成増で普通を追い抜き、14分に朝霞台に到着する。同じ時間に朝霞台を出発する副都心線内急行の普通川越市行があるが、川越特急が15分発となっていることから接続しない可能性が大きい。この普通川越市行は、改正前は急行森林公園行だったが、川越特急の設定に伴い格下げとなった。改正前の急行森林公園行は森林公園着53分だったが、川越特急の森林公園着は5分繰り上げの48分着となっている。ふじみ野でも普通を追い抜き、川越に到着、川越市では池袋を7分前を出た急行と緩急結合する。坂戸到着は37分、5分で越生線に接続する。

ダイヤ的には、下りの快速、上りの快速急行、急行の一部を格上げするような形になるが、土休日上り2本については純増だ。快速急行とは千鳥式停車となるので、朝霞台の停車本数は増えるが、成増、和光市、志木、ふじみ野の停車本数は減ることになる。そのため、川越特急が池袋を出発した2分後に準急を新設することになる。
所要時間を快速急行、急行より短縮させているので、森林公園発は数分繰り下がることに、その結果00分発、30分発とわかりやすくなった。それに接続する寄居発列車は時刻を変えないから、つきのわ以北からは時間短縮されないことになる。車両は50090系のクロスシート車を充当、料金不要のクロスシートとし他社の優等と差をつける。といっても、夕方上りがクロスシートなのは改正前と同じなのだけど。6050系を取り上げられたスカイツリーライン沿線民としてはうらやましいところだ。

TJライナーは座席指定制に移行するとともに運行時間帯を拡充することに。料金は値上げで、360円とスカイツリーライナーと50円しか変わらなくなる。座席指定制にするついでに、西武のように本線特急とシステムを1本化すればよかったのだけど、券売機を一つにする必要はないか。

平日1本目は17時退社でも利用可能な17時30分発に、拝島ライナーの1本目が西武新宿発17時15分だから需要のある時間設定なのだろう。土休日は22時まで運転することに、これも西武新宿発22時15分の拝島ライナーや新宿発22時00分の京王ライナーと似たような時間帯だ。西武池袋線の特急は23時まで30分毎に運転しているけど、そこまでの需要はないのだろう。

副都心線からの快速急行森林公園行は森林公園始発の小川町行と一本化させて、快速急行小川町行に延長変更。現行だと東急車やメトロ車が充当されているから、それらの車両が充当されると思われる。新宿三丁目で都営新宿線の小川町と間違えられないだろうか。小川町への需要はハイキングぐらいだと思うけど、寄居方面へ向かう流れもあるのだろうか。ちなみに八高線へは14分から24分で接続することになる。小川町に到着した後は急行元町・中華街行として折り返す。


土日ダイヤではリリースで触れられてないところが結構変わっている。
下りについては、まず朝時間帯の急行を増発している。現行ダイヤだと6時15分発以降は毎時2本の30分ヘッドで、成増から先も通過運転をするのは快速急行を含めた3本だけだが、今回の改正では7時台、8時台で毎時4本に倍増、9時台、10時台でも毎時3本になっている。代わりに準急は7時台6本、8時台5本あったのが毎時2本に減少している。そのうち1本は先述した快速急行の続行だ。9時台、10時台については、後半時間帯において、準→急×2、急→準×1でマイナス1となったが、これも先述した快速急行、川越特急の続行の新設で±0になっている。成増までの速達列車と考えると、9時台、10時台は6本から7本に増えている。7時台8本、8時台7本は6本に減少しているが、急行と準急の続行や、準急同士の13分空きがなくなり、成増まではほぼ10分間隔となっている。

土日夜間時間帯はTJライナー増発に合わせてか、池袋発20時台のパターンダイヤが21時台まで拡大される。つまり、TJライナーだけでなく、急行も1本増発となる。22時台は急行がTJライナー、準急が急行に格上げとなったので、成増までの優等は約10分間隔に、23時台は後半で47分としかなかった準急が40分と52分に、普通も42分発が増発され、15分間隔から11~14分間隔になっている。

0時台は、30分の準急川越市行を新設、柳瀬川から先の最終電車が15分繰り下がる。それでも平日よりは14分早いわけだが。朝霞台では南浦和方面からの武蔵野線に8分で接続する。

上りについては、川越市始発8時06分の準急を森林公園始発7時42分に延長変更、このことで10分ブランクをなくしている。さらに志木始発9時03分の普通についても、森林公園始発8時16分にすることで13分ブランクをなくしている。この普通はふじみ野待避ではないので、延長区間では有効列車となっている。

小川町発10時23分の快速については10時24分の快速急行に変更する。このことで、ふじみ野や朝霞台は停車列車が純減するが、数分後には準急が設定されている。午後は15時台から変わっており、47分の準急が急行格上げと志木始発への短縮変更、52分の準急については川越市始発へ短縮変更している。

下りの方でパターンダイヤ時間帯が拡大されているので、上りの方でも19時台のパターンダイヤが20時台に拡大されている。具体的には森林公園始発の急行2本が小川町始発の快速急行2本に格上げ、35分の準急を32分の急行に格上げ、川越市発21時13分の普通新木場行を森林公園発20時43分に延長変更させている。
21時台は川越市始発の準急を延長変更させる形で森林公園発21時04分発の急行を新設、その影響で同時間帯を走る志木始発の普通が川越市始発になっている。22時台は09分発の普通と27分発の急行を増発して4本が6本に、両方とも下り23時台増発のための送り込みになっている。

川越市発23時42分は、平日は準急になるが土休日は普通となる。現行ダイヤで成増終の送り込みになっている1本前の池袋行が、改正で先述の川越市終の送り込みになるので、新たな成増終の送り込みということになる。池袋着は0時29分だが、JRは山手線だけでなく赤羽行も動いており、西武でも保谷まで行くことができる。

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