名鉄は3/16にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●平日ダイヤにおいて、新鵜沼発5時31分のミュースカイを4両から8両に増結する。
●土休日ダイヤにおいて、金山発6時48分の快速急行中部国際空港行を栄生発6時38分に延長変更させる。
●土休日夕方時間帯において、豊橋~名鉄岐阜・新鵜沼間で運転する快速特急・特急24本を6両から8両に増結する。
●三河線において、知立発23時03分の碧南行を増発する。また、碧南発の知立行を新設して、最終列車を30分繰り下げる。
●西尾線、南桜井駅を急行停車駅に格上げさせる。なお、朝夕の西尾線準急については急行に格上げ吸収となる。
-------------------------------------------------
久しぶりの名鉄ダイヤ改正は、早朝の空港アクセスと深夜の三河海線見直し、南桜井の急行停車がメインで、それ以外は修正程度となった。
平日朝一番のセントレアに6時半に到着するミュースカイは、8両に増結することで混雑を緩和させる。今までもGW、お盆、年末年始には増結していた列車だが、今回の改正ではそれ以外の時期も増結しての運転となる。早朝時間帯は国際便はほとんどないものの、国内便、特に九州・沖縄方面は7時30分くらいに離陸するのが多いからな。それに乗るのに6時58分着のミュースカイは微妙ということで、6時30分着のミュースカイが混雑すると。名古屋発6時のミュースカイは需要あるけど、同じ時間の東海道新幹線下りはどれくらい需要はあるのだろうか。現状6時台の名古屋発は、20分の『のぞみ』と35分の『ひかり』と51分の『のぞみ』しかないからな。
このミュースカイの増結の兼ね合いか、新可児発7時29分のミュースカイは広見線内を区間廃止するこになる。代わりに新可児発7時27分の普通犬山行を新設し、ミュースカイに接続させるだけでなく広見線からの通勤、通学需要にも応える。この広見線の普通、太多線からもすぐに接続しているし。新可児発ミュースカイの廃止に伴い、新鵜沼7時43分発のミュースカイは犬山での併合がなくなり、新鵜沼と犬山遊園の発車時刻が3分繰り下がる。
土休日6時台の快速急行中部国際空港行は、現状だと名古屋発6時44分の快速特急豊橋行で金山へ行った上で乗換という形になっているが、今改正では名古屋発6時41分の快速急行で直接中部国際空港へ行けるようになる。このことで6時48分のミュースカイの混雑緩和を図ると思われる。始発駅は快速急行通過駅の栄生なので特別停車という形になる。通過駅始発という例は、これ以外に豊明始発の急行豊橋行というのが早朝にある。6時台は中部国際空港行の急行が多いからそれに合わせたのだろうか。
快速特急・特急は土休日夕方に増結することに、24本ということは3時間の間に運転される列車が対象になるのだろう。新鵜沼や名鉄岐阜での増併結作業が大変だけど、昼間でも東岡崎で立ち客が出るくらい混雑しているからな。増結で座席が増えるわけだが、μチケットの売り上げに影響はないのだろうか。
三河線の碧南行は23時台の運転間隔をを約30分から約20分に縮小することになった。新設の23時03分発は、特急東岡崎行から9分、豊田市方面から8分と工事中の知立でも無難な接続時間だ。刈谷ではJR上り快速から7分で接続、その1本後も時刻が6分繰り下がるため、23時22分のJR上り普通から新たに接続を受けることになる。碧南発知立行については、最終列車を30分ほど繰り下げる。刈谷ではタッチ差で名古屋方面への最終JRに間に合わないが、知立では準急名古屋行に乗り継ぐことができる。金山に着く頃には日付が変わっているが、中央線や名港線はまだ動いている。
南桜井については、急行を停車させることで、データイムの停車本数が毎時2本から4本に倍増させる。駅近くにはアイシンなどの工場しかないから、利用者が多いのは朝夕だけだと思っていたのだけど、データイムはアイシンへの来客需要があるのだろうか。西尾線準急の急行格上げにより、夕方時間帯の急行吉良吉田行の『い:新安城から準急』や、準急佐屋行の『あ:新安城から急行』は見られなくなる。
新鵜沼発5時20分普通河和行(岩倉から急行)については、準急河和行(名鉄名古屋から急行)に変更する。といっても岩倉までは普通と準急の停車駅が同じだし、岩倉から名鉄名古屋までも準急と急行の停車駅が同じだから、停車駅は現状と変わらない。名鉄岐阜発6時33分の普通国府行(新鵜沼から急行、矢作橋停車、東岡崎から準急)は新安城から準急に変更となる。これも矢作橋は準急停車駅だから、実質変わらない。
最新の画像もっと見る
最近の「情報(西日本)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事