4月27日・4月29日国立能楽堂にて『阿古屋松』という
能が上演されます。
私の故郷山形市内に千歳山という山があります。
その麓の小・中学校に学んだのですが、まさに目の前。
その千歳山に伝わる阿古屋姫の伝説です。
世阿弥作ですが、長い間上演される事は無かったそうです。
「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」
などが、有名な世阿弥の風姿花伝
能の世界もバレエの世界も相通じる事が沢山あります。
バレエの世界だけでもなく
人生においてという事でもこの風姿花伝(花伝書)は
現代語に訳されているものもあるので、
見てみると良いと思います。
花を極めるためには何より稽古(努力)が第一
慢心せず常に謙虚に稽古に精進する事
そういうことなんだと思います。
私はバレエは芸事だと思っています。
いろんなバレエビジネスが展開される中
その波にのまれながらも、譲れないところは
決して譲らず私の師匠がそうであるように
芸を伝えていきたいと思います。
世阿弥の言葉の中には
基本の大切さだったり、
「初心忘るべからず」の他にも
年代においての心構えのような悟りもあります。
「我が身を知る心 得たる人の心なるべし」
私の選択は正しかったんだと・・・・
こじつけ??
そして、今週東京シティバレエ団の
「ロミオとジュリエット」です。
先生方も出演しています