声に出しては言われねど、聴こえてきたような気がする(どちらの方角かな?)今回のテーマは、古い布です。
戦後もしばらくは配給があり、母など、嫁入り支度にもまずそれから用立てねばならなかったと聞きます。
お米や野菜と換えられた晴れ着。
もんぺにする木綿がなくて難儀をしたことや、スフと聞くだけで拒否反応を起こした(昔は、どうしようもない代物でした)こととか。
昭和も遠ざかり、普段着の記憶も薄れつつあり . . . Read more
ふきのとうの かすかなえぐみ。
さくらのいろの ただ消えるばかりの音色。
古裂にはどこか似たようなものがつきまとう。
むすめの夏休みの工作につきあって
手を出してみた木目込み人形。
セットになっていた生地が気に入らなくて
旧い友人にわけてもらったきれで拵えた。
とりどりの布がひろがり
あれこれ試してみた あの日が懐かしい。
舅は、着慣れた軍服のかわりなのか、いつも同じ色の背広で通し . . . Read more