わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

日をかぎる

2006-05-22 14:27:29 | ぷち・ぶーけ
近所の呉服屋 千円均一の山から えり分けてきた ツバキ柄のゆかた地。 元値壱萬九千八百円也なんて いくらなんでも押しが太い。 片腹痛いタグぶらさげて ながい惰眠をむさぼっていた。 蒸気船がやってくれば 江戸幕府だとて動きやる。 「六月四日、ユカタ着用」 とこともなげにのたまう娘がいて。 柄合わせの迷いも時間切れ。 まえに、メモった身丈より伸びてるやん。 とんぼ師匠に教わって 糊気を落としてお . . . Read more

“厠の活字”

2006-05-22 12:18:10 | わただま飛行便
ひとりと思って気を許していると 赤き矢なんどが流れきて おちおち用も足せたものではない そんな時代もあったげな。 いまはウサギ小屋でも 二世帯にても 個室・鍵付きが基準とされる。 貴重なる ひとりきりでの空間で それでも手に取る 嗚呼、活字中毒じゃぱにーず。      『お詫び』 子育て中のおかあさま。 トイレに鍵はおろか、扉をたてることもままならぬ時代、 たしかに私にもございました。 数 . . . Read more