天馬山登山とは前後しますが、11月末に伊波野コミセン主催の石神さん
を学ぶ研修(座学と現地視察)に参加してきました。
今回は、仏経山の中腹にある伎比佐大岩をメインに屏風岩と塞ノ神の岩も
H先生の講義(座学)と現地視察(登山)をしました。
仏経山は、元来『神名火山』と称していました。
しかし、それを仏教を深く信じた戦国大名の『尼子経久』が尼子家の安泰を祈り神名火山に12寺を建立し薬師12体を祭り、山の名称までも神名火山から仏経山と改めたとのことです。
まさしく「神の山」から「仏の山に」なったのです。
但し、経久自身が本当に改名までしたかと言えば、その確かな文献は無いようです。
今は建立した寺院の面影は全く無く、わずか薬師3体のみが山麓に祭られいるとのことです。其の内の1体が下の薬師堂です。
尚、神名火山は宍道湖中心に4座あります。
1、松江大庭の茶臼山(宍道湖の南東)
2、松江鹿島の朝日山(宍道湖の北東)
3、出雲平田の大船山(宍道湖の北西)
4、出雲斐川の仏経山(宍道湖の南西)
現地視察は、仏経山の麓の本誓寺の駐車場からスタートです。
目的地の伎比佐大岩は仏経山の中腹(標高150m地点)に有りますが、
ここからは40分程掛かります。仏経山登山(366m)とほぼ同じ所用時間です。
実際歩き出すと・・・いきなりの急登です。16名の参加者の中には山登りの準備をされてなかった方もおられ、数名の人が泥だらけになりました。
それでも事前にボランティアでAさんら数名で笹刈や登山道を整備して下さった様なので、本当に登り易かったです。感謝・感謝です。
☝ 出雲の石神信仰を伝承する会 企画・制作
『神名火山【仏経山】~石神さま巡拝~』より
☟本誓寺
☟スタート地点(本誓寺前)での簡単なレクチャー
☟スタート地点に現存する薬師像を祭る岩屋薬師堂
☟スタート地点に太平洋戦争末期の大社飛行場の弾薬庫跡
☟急登の始まり
☟登山道唯一の展望所からの眺望
☟塞ノ神の岩、地図⑦
☟伎比佐大岩、地図⑥
☟伎比佐大岩の奥にある屏風岩への入口、地図➄
☟屏風岩
☟屏風岩の下でのレクチャー
☝ここの中の5名が上の屏風岩まで行きました(^^♪
私は他の用事があり当日は参加できませんでした。講師の平野さんとは石神さんの関係で何度かあちらこちらへ同行しています。
今度、有志で屏風岩周辺(滝も含め)整備することにしています。
数年前にきれいにしましたが、直ぐ木々が伸びてしまいました。
以前には「宮隠し岩」「夫婦岩」周辺もきれいにしましたが、その後行っていません。きっと元の姿に戻っていることでしょう。
また、伎比佐大岩研修の際にお世話になったのが青木さんだったのですね。改めて御礼を申し上げます。
このところ、青木さんとは一畑薬師の狛犬学研修や出雲大社参詣道文化財巡りとご縁があり嬉しく思っております。
このご縁を大切にしたいと思っております。今後とも宜しくお願い致します。