きっちりした本なのだろうとは思うんだけど、ギリシャ語と英語の対訳でしてな。ずっと読んでいないんだ。一生読まない気がする。
朝日新聞の日本語がわからないことが、最近よくある。官僚の心得がどうつながっているのか、説得力ある解説をつけるのをあきらめただろう、お前。
東江一紀。稀代の翻訳家と誉れ高い。先来六十代で早世されたが、この人が弟子と共同執筆するときのペンネーム「楡井浩一」の翻訳本を一つ信奉していて、自分の日本語表現の大いなるより所としている。思想は知らないけど、実に美しく読みやすい(必要に応じ、読みにくい)表現をされる。
それが朝日新聞にかかると、意味のわからないものになってしまう。
当時毎週300円そこそこ、月1500円程度の話で、 そんな大層な、と思いはしたけど、その後10年遅れで自分も購読をやめた。
そちら方面の情報収集は週刊アスキーが全てだったので、購読をやめてからは、 何も欲しいと思わなくなっていった。なるほど、家計がその分楽になって8年。 軽く見て144000円と余計な買い物分のアドバンテージである。
お金もごはん粒も重力もそうだが、 ひとつひとつは取るに足らない力であり、 存在感を示すのは、まとまった大きな力としてである。 ことに我々レベルの 積み重ねはたかが知れているものではあるが、 だからといって積み重ねを放棄するのはいささか危険なことではないかと肝に銘じ、今年こそ何かを積み重ねてゆきたい。
もちろん目に見えて評価しやすいのはお金だが、昨年の成果は、昼に 弁当を買った時に付いている割り箸と一緒に入った爪楊枝である。おおかた 200本くらい貯まったのではないかと思うが、世の中には、こうして目には見えるが何ら評価点の見当たらない積み重ねもあるのだと実感した。いわゆるごみ屋敷の起点が、後に思い返すとここだったりするのだろうか。いや、前に書類から取り外したホッチキスの針をためて「ハリコレクション2003」とかやっていたことを思い出した。もしかすると15年間進歩していないのではないか。本当に今年こそ真面目に過ごすぞ。
怪書「人類が知っていることすべての短い歴史」が、ついに文庫版で登場する。もともとは2004年の本で、2006年に出た日本語翻訳版でもすでにいくつかの注釈によって(それなりに重要な)最新情報が補足されていた、かように更新の早い分野の本であるので、2014年刊行となればなお新たな補足が数多くなされていることは請け合いたい(※保証ではなく、ただの希望であることを念押しする)。すでに持っている方にとっても、文庫版の購入は決して無意味なものではない、と信じている。
全然読書家でないわたくしですけれども、数少ない読書歴の中でもずいぶんな自信を持って「世界で一番面白いのではないか」と思える本ですので、この機会に皆様にお勧めしたい。地球の大きさ、重さ、年齢、宇宙のこと、海洋のこと、人類の進化のこと、四エチル鉛のこと、クロロフルオロカーボンのこと、恐竜の骨のことなど、科学分野に関する歴史的事件満載(ただし電気分野のことはほぼ書かれていない。活版印刷とか蒸気機関とか、そういうことの本でもない)。
<iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=ukt-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4862561403&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" style="width: 120px; height: 240px;"> </iframe>
かえすがえすも、大和ってすごいよね。 それが二千円でご家庭に。一家に一隻あってもいいね。
<iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=ukt-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4834004457&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" style="width: 120px; height: 240px;"> </iframe> <iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=ukt-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4834007367&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" style="width: 120px; height: 240px;"> </iframe> <iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=ukt-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4834002012&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" style="width: 120px; height: 240px;"> </iframe>
読書家でなく難解な書物を好まない僕ですので、幼児向け絵本と言えども「地球」(1975年)を買ったのは大きな一歩と言えるでしょう。「宇宙」(1978年)が家にあって、その超絶的な技巧に恐れ入ったのです。その「地球」も、期待に違わぬ秀作というか、僕が言うまでもなく、よい本でなかったら2012年で77刷にもなっとりませんで。シリーズは、そのほか「海」「人間」など。
<iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=ukt-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4834000672&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" style="width: 120px; height: 240px;"> </iframe>
こどものとも絵本シリーズ「かわ」も、突き抜けた一冊として誉高い…という評判です。大人が本気を出すというのはこういうことをいうのだなあ。
このたび、興山舎より、40年来の寺院実務報道誌「寺門興隆」の誌名を変更した「月刊住職」が新たに創刊されるそうです。
ここで、いぶかしく思った読者の方々もおられるに違いありません。同名の冊子を過去に耳にしたことのある方も多いと思われるからです。そこで信頼のWikipedia(まあ、絶対の信頼を置くほどではない)です。なるほど、当初は金花舎より出版されていたそれが廃刊、その後関係者が興山舎を立ち上げ、実質的な後継誌とされる「寺門興隆」が刊行された…とあります。
今月号の内容など、眺めるだけで大変興味を惹かれる記事の数々。年間購読料15,000円ですが、年内の申し込みは12,600円だそうです。よし、みんな買っちゃえ買っちゃえ。