1500mクラブ

運動不足は健康の大敵

縦波と横波

2013年08月09日 | うんちく・小ネタ

 音(振動)は、密度の高いものの中のほうが伝わる速度が速いため、真空中では伝わらず、1気圧の空気中では秒速320mとかそのへんで、水中では深いほど速く、硬い岩盤では秒速7kmとかの速さが出るといいます。

 昨日、奈良県をマグニチュード2.3の巨大地震が襲い、西日本全域に緊急地震速報が流れました。このへんを中心にした160kmの円がちょうどそのあたりを通っていなかったかな、と思うので、初めの波が伝わってくるのが、早ければ発生の20秒そこそこ後になると思う以前に自分の電話機には緊急地震速報を受ける機能がないのですが、そのようなことを考えている間に20秒くらいは軽々と過ぎているわけです。そして一向に揺れが来ないまま、2分くらいしてから建物の外に避難した。ひでえ。

 振動の伝わりかたには、「縦波」と「横波」があります。言葉ではなかなかつかみづらいもので、そこはGoogle先生の図表を参考にしてください。進行方向に対して縦に伝わるものが縦波、進行方向に対して横に伝わるものが横波。物理性質上、縦波のほうが伝わりかたが速く、横波の1.7倍くらいらしいぞ、といわれています。その速いほうが音速と同等なのではないかと思っています(※個人の感想です)。

 地震の波が遠方から水平に伝わってくる場合、初めのP波(初動波は、速度の速い縦波)は横揺れを伴い、二番目のS波(本格的に訪れる第二波は横波)が縦揺れを伴います。しかし真下から来るときは縦波が縦揺れ、横波が横揺れ、という、あれは言葉の名づけかたが混乱の元になっている感じがしてなりません。

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