あの人回顧録というか現在も印象的な言葉を放ち続けている支店のあの人。 数々の言葉の中でも「そんな業務まではできない」が印象的だったのは過去の話で、このたび、新しい言葉「できないことはできないと言ったほうがいいですよ」がすべてを塗り替えた。
あの人が周囲より飛び抜けて仕事をしている、とは感じさせない印象であること、あの人が身を置いている環境自体も、それを厳しいと思っている人は外部には恐らくいないということ、などを前提条件としていただきますと大変雰囲気が理解しやすいのではないかなと考えながらも、あえて大まかな説明にとどめておくと、このたびの言葉は、新しい仕事に絡んだもの。面白いのは、これが物理的、論理的に不可能なことに対するものではなくて、努力をするかしないかの問題に対するものであることと、この言葉が、十年先輩の社員に対して諭すように言われたものであることだった。言われた人の脱力感は察するに余りある。「お前が言うな」と。
前に、あの人を含む三人が、ある作業をしているのを横目に見たことがある。考察を差し挟まないMS-Excel上の単純作業であるから20分か、余裕を見て30分もあればできそうな感じだったけど、読み合わせたり、作業のやり方のやり方を検討したり、休憩したり、結局半日かかったのか…と思ったら次の日もやっていたりして。そののち、背景は省くがあの人たちに「そんな業務まではできない」とか「残業つけまくっとんじゃろー」とか言われて、僕はかなり我慢するほうなのだなと自分で自分をほめたいと思います。いや、残っているように見えたかもしれないけど、僕の残業代はきっとあなたたちより少ないのよ…。
そんな話から始まった新年あけましておめでとうございます。人の愚痴を聞くのも楽しい、やな年頃になってきたな。