アボカドは、適切な環境の下で生育した場合には、おおかたの日本人の想像を絶する巨木となります。私たちがスーパーマーケットで目にするアボカドの実の多くにはメキシコ産の表示がありますから、木が豊潤に結実するためには、私たちの考える「温暖」の域を超えた、熱帯級の温度が必要となるに違いありません。
我が家でも、いくつかの種の発芽を試みましたが、発芽したのは今のところ一つです。一説には、一旦冷蔵環境に置かれると、非常に発芽しにくくなるといいます。近隣では、天満屋ハピータウン各店では常温の陳列ですが、三井生協各店においては冷蔵棚に並べられています。輸送の段階で冷蔵されていると避けようがないのですが、少なくとも、店頭で冷やされているようではその価値が損なわれることは疑いありません。そう思って見ると、なんとなく、発芽しなかったものは押しなべて三井生協での購入であったような気がしなくもありません。
まず種から油脂分を洗い落とします。そして下半分(種には上下があり、ときに判別の難しい形があるものの、まあ、膨らんだほうが下)を水に浸し、1~2か月待ちます。種が割れ、根が伸び、芽が出てきたらひとまずの成功です。あとはとにかく暖かく日当たりの良いところに置きましょう。
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