寝ているときに見る夢

　歳をとってくると、仕事で失敗したり何かに追われて逃げたりするような夢しか見なくなると昔聞いたことがあって、なるほど、何年も前からどうも嫌な気分で目が覚める夢が目立ってきた感じがあります。
　
　今朝方のが実に際立っておりまして、僕が、ロシア風の国で巨大コンビナートをつなぐジャンクションのようなものの交通管制みたいな役をしていました（何もかも漠然としているような感じで夢らしさを表しています）。といっても偉い人ではなくフロントラインの労働者。そこで、頑張って巨大タンクローリーとか巨大貨物車とかを間断なく通し何とかつじつまを合わせていたのが、やっぱり初めのほうで無理やり通した満載の貨物列車の調整がつききらなくなって、十何両の車輌を衝突させて路ごとふっとばす大事故を起こしてしまいました。それから死刑になるかと思いきやなんか収容所みたいなところで暮らすようになって、このへんからは何度か見た気もする景色なので他の話が混ざってきているのでしょう。いったい何兆円の損を出したんだろうかと、夢のことながら、馬鹿馬鹿しくもむしろ清々しさを感じた次第です。現実にはジェイコム株で407億円というのもありますが、そのへんを思えば、我々が個人でできる失敗には限度というものがある、というか、まあ高が知れておりますな。なんか安心した。