YAMAHA電動バイク EC-03

　YAMAHA EC-03の全面広告が新聞に載っていました。今日から全国発売で。

　いいなあ、あれ。航続距離43kmを自称しているということは、電気自動車で日産が白状した例では、上り坂や信号や向かい風や荷物の影響を加えたら下手をすると半分も走れない。これを踏まえると、だいたい21.0975km程度と考えておいたほうが安全でしょう。

　推定サイクル寿命500回の充電池は、取り外しができないところから、マンションや集合住宅にお住まいの方には不人気の気配。充電に困りますからね。そして、電気自動車は、日本では全体の走行距離のうちどのくらいが夜間電力に置き換わるかにかかっていますので、環境のことを言うなら充電は夜間にしかしてはいけません。年間250日でも2年で電池がへたります。連日フル稼働しても電池一本で1万kmが関の山、でしょうか。1万5千kmいけばたいしたもの。7万円で交換できる電池に、かかる電気代が1万円として、8万円を走行距離で割ると、1km当たりのランニングコストがわかります。ハイブリッド車に負けるのか…。

　電池切れを起こしても電気自動車と違って押して歩ける（と思う）わけですから、だいたい近くまで帰れたら後は何とかなる、と割り切れば、航続距離の足かせにはそれほど神経質にならなくていいわけです。とはいっても、そうなったら別に、運転免許や厳しい交通法規に縛られない電動アシスト自転車でいいんじゃないのか、という話ですよ。定価252,000円ですよ。保険料、税金、登録費用など別途。いっそフルカーボンのロード自転車でもいい。

　でも面白そうなので、誰か買ってみて。