季節ごとに流星群の紹介があるのが今まで気になっていないわけではなかったところを、ついに今回、ちょっと動いた。ペルセウス座の方角を放射点に一時間に何十個と見られる噂で、だいたいの時刻と方角を合わせて空を凝視する機会を短時間とはいえ作り出したのだ。流星を睡眠に優先することなど、生涯においてそうそうあることではない。
1分ほどで、今までイメージしていた流星が一つ見えた気がした。いわゆる「火球」らしくて、昔たまたま平時に見たことがあったのが印象的で、以来ずっと、流星とはこういうものなのだと思っていた。ただ今回は凝視していた真正面の一点からちょっとずれていて、何しろ(だいたい)0.5秒ほどの出来事なので目が追いつかず、そうだったのだと確信はしているけどもう一回ちゃんと見てみたいと思ってそれから10分くらい空を見ていた。
以後何一つ見えない。後で知ったのは、火球は流星の中でもひときわ明るい特殊な一つで、つまり、ことによると単に目が悪いせいで10分の間に流れていた多数を全部見落としていた可能性もある。
興味がないわけではないはずなのに今まで積極的に機会を作ってこなかったのは、そうか、目が悪かったからか。向いていなかったのだ。
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