点字辞書をつくる

　点字の識字率は、盲人の1～2割程度なのだそうだ。糖尿病その他の病気を患って齢をとってから失明した人は、覚えが悪くなるせいか音声の補助も発達しているせいか点字の併用が一般的でないせいか、なかなか覚えにくかったり覚えようとしなかったり覚えたからといって劇的に生活の質が上がるわけでもなかったりするので、識字率は下がる一方らしい。とはいえ盲人の就業者の9割は点字の読み書きができるようで、できなければ仕事に就けない。

　6点式のパターンは64通りしかない。これに50音と英数字を一定の法則によって割り振ってあって、できるだけ覚えやすいようにできているはずなんだけど、必要に迫られてもいないのに簡単に覚えられるものではない。覚えるためには一覧表が最も効率的に違いない。そして一度覚えたら学習の用がなくなるので、点の配置対応表なんか作ったところで大した役には立たないんだけど、電気的な保持動作などなしでトグル切り替えを実現する機構をちょっと考えた。構想はできたので近日中に作ります。