見出し画像

鼓曲萬来

ダヴィンチのキリスト選び(全能の神)

レオナルドダヴィンチの有名な「最後の晩餐」の話もある。
あれにはモデルがいた

キリストと12人の使徒という..例の有名な絵画。
ダヴィンチはいろいろな人物をモデルに絵を書き上げて行ったそうですが
やはり特別なのがイエスキリストとユダのイメージ

これはその絵の核ともいうべき部分ですから
モデル選びも慎重かつ念入りに行なわれた訳です、
イエスキリストのモデルには
近所でも働き者で親孝行で有名な
ピエトロという青年に決定致しました。

まさにあの最後の晩餐のイエスキリストのモデルにぴったりというか..
ダヴィンチも大いに満足してピエトロをモデルに
イエスキリストを描き上げて行った訳です。


しかし問題となったのは「裏切り者のユダ」、あの悪人のモデル..
これには相当頭を悩ましたそうで、勿論そんなオファーは誰も受けないでしょうし、
実際極悪人のイメージというのにピッタリな方と言うのは..(笑)。

そんな訳でモデルを捜し続けた訳ですが..
ようやく知り合いから「ピッタリの飲んだくれの荒くれ者がいる」と連絡を貰ったのは
あのイエスキリストを描いてから数年が経過した頃でした。


早速その酒場で男に会いに行きますと..イメージ通りというか..
まさにダヴィンチの思う悪人そのものの風貌、
早速その男をモデルにユダを描き上げた所..
その男はダヴィンチにこう言ったそうです。

「俺はピエトロだよ、あのキリストの時のモデル料と今回の分、
合わせて払って貰いたいんだ」..と。
 
人は心一つでキリストにもユダにもなり得る、仏になれば鬼にもなる。
 
次々と目の前に現れてくる出来事....
しかし、一旦冷静になって考えてみる...
果たして対峙しなければならない敵はいかにも敵ですよ、という形で
目の前に現れてくるのだろうか、...
 
いいや、やはり私はあなた達の為に...とか、
いかにも味方ですよ、という姿を装うに決まっているのだ、
それ程、見極めが難しくなっている時代だからこそ、
我々は努めて本当の姿を知らなければならないのだ。

追記
という事で案外見落としそうな事ですが
食卓のメニュー、気になりませんか

これを再現した方がいらっしゃるそうで


う、うなぎ...ですか


全能の神
 
昔から全能の逆説、パラドックスなんて話がある
つまり、全能の神の否定って奴だ
あの「神さま...あなたに持ち上げられない..石を作って下さい」って奴
ほーら、俺は全能の神を否定したって奴ww
 

全能の神のパラドックス

 
これの歴史はかなり古く、一時キリスト教、カトリック等は
これでかなり混乱したとも聞いている

よくバンドを始めた頃にメンバーとこういった話はよくしたし
実際、音のパラドックス等と言ってww
演奏の中に取り入れたりもしたのだ
 
まあ、長い間、実際の場面でのフィジカル面重視な演奏と
昔取ったきねずか的な安定して歳相応な
形の面での体裁を整えるってのに終始して
「他には無いもの」、「発想の豊かさユニークさ」
「縦横無尽なイマジネーション」等といった分野から
随分離れていたようなそんな気もするので
ここで改めて、ちょっと考えてみるかといった
そんな時期かなとも思う管理人ではありました。
 
えっ、で、例の全能の神の逆説をどう思い、論破するかって?

まあ、答えは色々あるとは思いますが

私が現時点で思うのは
 これって、そもそも全能の神がいるってしなきゃ
命題さえ成立しないし、意味がないって事ですよね。

茄子と烏賊の地中海風トマト煮込み


 
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「鼓曲萬来·COLUMN」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事