見出し画像

鼓曲萬来

Heart of NewJersey THE YOUNG RASCALS

まずはラスカルズの殿堂入り
ニュージャージー愛溢れるステイーブバンザントの
スピーチから行ってみますか

THE RASCALS HALL of FAME INDUCTION SPEECH by STEVEN VAN ZANDT 

自由の女神に向かって河を船で行くと
片側にブルックリン、前にマンハッタン
そしてもう片方にニュージャージー
それぞれがそれぞれの様相を呈して
見えて参ります

聞けば人口密度全米一だというアトランテイックシテイ
あらゆる人種の坩堝
以前は治安の面でもかなり懸念されていたけど
コロナの後の今の状態はどうなんでしょうね

でもそんなロンドンでもない、リバプールでもない
LAでもニューオリンズでもない
独特の音が聞こえて来そうな街 ニュージャージー

The Young Rascals - 06 Good Lovin'  

モンタレーウッドストック前の一時期
当時はイギリスからの進撃と言いますか
ビートルズ、ストーンズを筆頭に
英国のバンドが音楽界の中心
そんな頃にアメリカの最も先鋒がヤングラスカルズでした

兎に角イギリスのバンドとは圧倒的に
テクニックの部分でも抜きん出ていましたし
ドラムのデイノダネリはドラムを覚えたての自分に
かなりの衝撃を与えてくれました

バディリッチばりのシングルダブルストロークに
タイトなリズム
アクロバティックなステイックワークに
大口径のバスドラム
イギリスのドラマーには決していなかった
久しぶりのショーマンシップ溢れるアメリカンらしいドラマー
それがデイノダネリ
残念なことに昨年亡くなってしまいましたが

勿論フェリックスのベースペダル兼用のハモンドB3
そしてソウルフルなヴォーカル
エデイのイタリアン風味溢れるカンッオーネバラード
ジーンのエッジの効いたギター
どれをとっても超一流のスーパーバンドでした

ニュージャージー出身といえば
有名なのがブルーススプリングステイーンとか
或いはボンジョビといったところでしょうか
そんなタフな街の代表はちょっと前はラスカルズでしたし
そしてその前はというとフランキーバリのフォーシーズンスという
R&R黄金の流れがあったソウルフルな街

Let's Hang On THE FOUR SEASONS (with lyrics) 

1968年4月 マーテインルサーキング牧師が暗○された時
即座に此れに対するメッセージソングをリリースしたのがこの曲
「自由への賛歌」
当初発売元のアトランテイックレコードは
ポリテイック(政治的)なメッセージを含んだこの曲
リリースを渋った訳ですが
ラスカルズ側が押し切って全米一位に

あれから何年も経ちましたが
フェリックスの声は相変わらずの力強さでした

Felix Cavaliere People Got 2B Free 

しかし今頃はもうニューヨーク
もうかなりの寒さでしょうね
訪れた時は道場からホテルまで何度も歩きましたが
もう厚着してても耳がちぎれんばかりと申しましょうか
道路のいたるところから蒸気が噴出して

まあ、あの寒さに比べれば
東京も寒くなって参りましたが
比べ物にならない位でしたね
クリスマスまじかになって
ニューヨークも東京も
街もそりゃ盛り上がってくるでしょうけど
今年はインフルが猛威を振るっておりますな
咳痰等肺も含めましてかなりきつそうですので
こちらも身体に注意して
ラスカルズに士気鼓舞してもらいつつ
年末を迎えて行きたいと思う次第です 乙

The Young Rascals -  A Place in the Sun 
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「MY MUSIC REVIEW」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事