自粛ムードの中、遂にパンデミック宣言
ウイルスの恐怖はそれだけに留まらない
政治、経済、文化、にも
２０２０世界の行く先は不透明
ここは
医療対策と共にパニックや集団ヒステリー状態に陥らぬよう
冷静な精神の対処も望まれる
考えれば考える程深刻な状態になるので
ちょっと、頭も別の方向に切り替え
って事で
時間もあるので、どんどん書いていきます
という事で
今回は相当レアな
内容も乏しい、思い出話
７１，２年頃のディスコティーク
いや、ゴーゴークラブとまだ言われてた頃の話
村八分やめて東京に戻った頃
ハルヲフォンの前身バンドが
結成されて銀座に入るちょっと前の時代
池袋にジャズ喫茶「池袋aｃｂ」ってのがあってね
もう其の頃はGSも最後期
で、そのacbの地下には「アピア」というディスコティークがあって
様相はというとステージとダンスフロア、そして左右と後方には
テーブルと椅子、そんな造りだったけど
殆ど毎日のようにそこで演奏していたんですわ
Jr. Walker & The All Stars - Shotgun HQ
今のクラブに近い感じではあったんだけどね
只一つ違うっていや
客層って事かな
つまりさヤンキーやDQNなんて言葉はもっと後のような時代で
池袋じゅうの粋がった不良のガキがやってくる
そんな感じだったんだ
演奏するのは楽しかったけど
雰囲気はね～ｗｗ
何しろ、奴らの狙いはナンパと踊りと喧嘩なんですわ
そしてどこから現れるのか解らない程変身して
やけに子供のくせに大人びている女の子達
金髪紅生姜ｗｗ
（髪を染めて、唇が紅生姜色って連中ですね）
勿論、演奏なんて聞いてやいません
リーゼントロックンロール前の
いわゆるリズムアンドブルースと呼ばれる
踊り場楽曲さえ何曲かやってれば
まあ、無難にステージこなせた訳なんですけどね
それでも揉め事や喧嘩は日常茶飯事
やれ新宿や立川からグループで乗り込んで来ただの
国士舘と朝鮮学校が鉢合わせしただとか
警察沙汰にこそなりませんでしたが
店のマネージャーも大変だったとは思います
しかし、池袋のワル達も俺達のという地元感もあったんでしょうな
我々、箱のバンドには一切手出してきませんでした
というかボディガードのような事もしてくれて
酔った客がクレームでもバンドに付けようもんなら
身体張って防いでもくれていました
それでも一度だけちょっとした事があったんですわ
それはいつものように池袋のワルがたむろするディスコ、アピア
演奏を終えて楽屋に戻ろうとした時
（ジャズ喫茶と違って、地下ですからフロア横の階段を昇る）
そこで、あまり見かけない奴に呼び止められた訳で
「おう！ちょっと顔かせや、外に出ようぜ！」
こっちも当時２１，２ですわ
それに知り合いのグループも沢山きていましたし
「いいぜ」,,,とか言って外に出た訳です
呼び出された理由ってのがね
「あのよ～俺の彼女がお前の事ばかり見てるんだ！この野郎！」
知るか...........言いがかりというか、難癖
もう無茶苦茶ですわ
といっても流石に殴り合いって訳にもいかないですし
かと言って、話が通じるような相手でも無さそうですし
しばしの口げんかの後、収集がつかなくなり
もうこれは、話だけでは収まらない
まいったな～ｗｗと思っている、その時でした
いつもフロアで踊っているのを見かける
丸顔の大きな身体の女の子が
横をスッと横切って行ったんですわ
「何揉めてるの！
」って感じで
」って感じですると、あれ程いきがってた兄ちゃんが
その姿を見て急に大人しくなってしまった訳で
まあ、それで暴力とかの方向に向かわないで
穏便にすんで良かった訳ですが
後になって考えると
あの常連のファンだとばかり思っていた女の子
一体何？
で、後でワルガキの頭に聞いてみました
するとシーって感じで奴が答えるには
「あれ～知らなかったんすか～
池袋じゃねー、あの子に逆らえないんすよ～
揉め事とかやばいんすよ
実はあの子はですね～
極真の
大山倍達の娘なんすわ～」 。
Junior Walker & The All-Stars - What Does It Take( To Win Your Love ) 1969
昔の池袋ACB
この横のセブンイレブンのあたりに地下に行く階段があって
降りるとアピア
まったくお客の素性なんて解らない物で
以来、出何所は深く聞かない事にしております
当時、アピアでよく流れていたJr Walker
聞くたびにあの頃を思い出しますな
本当にかっこいいタキーシード着たコンボバンド
昔からこういう感じでやってみたかったんだ
インストがメインで更に歌もって感じ
他にもアーチーベル＆ドレルスとか
ボビームーア＆リズムエーセス
勿論 キングカーティス＆キングピンズ
更にバーケイズ等々 良いよね
サックスのブローありでメローな奴
