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鼓曲萬来

鼓絆2ndめでたきpart2

**#5 お神楽じゃい
めでたきサウンド第二弾は構造的にかなり入り組んだ説明を必要とする。
 
まず私が長沢に依頼したのは、「ニューオリンズのセコンドラインリズムで
ボーデイドリー風のジヤングルビートでお願いします。」と言う事であった。
 
数日後デモテープが挙がって来たが、
その時点では何か掛け声と意味のないコーラスが
ドンスドンドドンのあの独特なリズムに乗っていたような気がする。

もともとこういう土着的なリズムというのは
何故かこう、いわゆるハネていて、
譜面ではなかなか表しにくい臭いみたいなものがあって、
やはり血と言うか、生活の香りが匂う、
なかなか真似出来ない味わい深い物があるのだ。
 
さてそこでまず、リズムの基本を
神楽の『にんば』で置き換える作業から始めていった。
 
にんばというのはやはり此れもかなり癖があるリズムで
なにかセコンドラインとは共通点がそこにはあるなとずっと思っていた訳で、
テケ天トトン..テケテケトントンというフレーズに
ちゃんちきや拍子木、ひょうたん等がからみ、
酔っぱらったひょっとこ等が軽やかに躍り出る
そんなめでたいリズム感が特徴である。
 
それをベースに西野の師匠、
御諏訪太鼓の小口大八先生の天鳴竜尾太神楽のニュアンスと、
私が二丁囃子で人間国宝藤舎呂船四代目名人に教わった
幾つかの手を組み合わせ、
更に下谷のDRUMに、西野が大太鼓と宮太鼓、締め太鼓でフレーズを作り、、
田中のちゃんちきを加えて鼓絆流にんばが出来上がった次第です。
(このリズムを私はKAGOOLAと呼んでいる)
 
そこで今度は詞の部分だが、最初のバースに
里神楽の太鼓打ちの入舞い拍子と呼ばれるフレーズを持って来た。
(さはれいよやれいよれいやさはれい)、
そして本曲では里神楽で使われる幾つかの言葉を
曲のフレーズに当てはめて行ったのだが
作業を進める内にやはり迷った、
だいたいのニュアンスは解るのだが、意味がどうしても解らないのだ。
 
一体これは何を意味する言葉なんだろう?
現代の日本で使われている語句ではないし、
それよりも果たしてこんな事をして神への冒涜ではないのか?
神はお怒りになってらっしゃらないか?...
思い余って、西野が懇意にさせて頂いてる、江戸里神楽の松本源の助先生に
西野に頼んで電話をして貰った。
 
先生がおっしゃるには、
『うんそうね..意味とかっていうよりも...品良くやって頂ければそれで結構でげす...』。
粋なお言葉であったそうだ。

という事で、神のお許しを頂いて、めでたくここに里神楽、太々神楽、
双方の流れを汲む鼓絆のお神楽じゃいは完成した。
 
その途端悪い癖でこう思うようになった、
『うん、きっと神もお喜びになって下さるに違い無い...』。
ところで話は逸れるが、先頃のフランス公演で、このニンバの演奏の部分で
私はひょっとこの面を被らせて貰って踊った。
 
しかし文化の違いか?
大人にはエンターテイメントとして大きな拍手等を頂いたのだが、
面の小さな穴から覗くと、子供達は明らかに恐怖に顔を引きつらせ、
二三歩後ずさりしているが見て取れた。
彼等の目にはひょっとこはどう映ったのであろうか?
恐怖の火吹き男、パリに出現!
或いは鮹の精ノートルダムに狂う、と言った所だろうか?
小さな心にトラウマとならぬよう祈る。
 
**#6 疾風の祭り
めでたきサウンドの三曲目は、
西野の作った祇園太鼓風の太鼓曲から制作されていった。
 
下谷が大太鼓、西野が前打ち、私が鉄鉦、
田中がちゃんちき、長沢がちゃっぱを担当し、
まず太鼓の部分、
次に長沢が祇園囃しからインスピレーションを受けたメロディーを乗せて、
雅楽の響き、最後に西野が篠笛をかぶせて完成させていった。
では此の曲でどこがめでたいのか?という事になるが、
これは下谷の四尺大太鼓が特にめでたいのだ。
 
聞いていらっしゃる方には、あまり肉体的には影響はないだろうが、
やっている本人はかなりのダメージがあったはずである。

大太鼓を打つ時等はまるで潜水に近い。
ぐっと息を止めて肉体の極限にチャレンジするようなものである。
ましてやこのスピードである。
普通の打楽器と違って、触ればある程度音が出るものとは違い、
全身全霊で打ち込まねば音は出ない楽器なのだ。
 
(だから太鼓は打つと表現致します、決して叩くとは申しません。
又は祈りを込めてと表現しましょうか...。)
西野のように何千人に一人というような強靱な筋肉を持ってしても、
かなり負担が掛かる、
それを録音の為に下谷はトレーニングを重ね、
スラッシユメタルの2バスより迫力のある演奏を披露してくれた。
 
ともかくこの大太鼓という奴はとてつもないオーラを持っていると思われる。

いわば血が騒ぐと言うやつだ。或いは人心を掻き立てると表現してもいい。
日本人だけではなく、大きい物好きの外国人等は我々以上に血が騒ぐものらしい。

それは1996年ドイツのメールスNewJAZZ Festivalでの出来事だった。
 
その日メールスの会場には6000人の観客が動員され、
DAVIDMURRAY(SAX),PHAROAH SANDERS(T,SAX),
DAVE HOLLAND(BASS),等の演奏に盛り上がっていた。
勿論お目当てはトリのMACEO PARKER、(メイシオパーカー)(SAX)、
土曜の夜ともあって踊り狂おうというのがミエミエである。
そのトリ一つ前が、我々の出番であった。
結成して始めてのステージという事もあって、かなり緊張していたのだが、
その緊張はすぐに解けた。
何故なら楽屋で待機していた我々の耳に、
6000人の大歓声が聞こえて来たからである。
理由は大太鼓がただ堂々とステージに姿を現したからだ。
 
その調子であるからステージは大成功に終わった。
アンコールの声を背に楽屋に戻った時、
メイシオがファンキーに近ずいて来て、こう言った..。
「GREAT STICK PERFORMANCE! これじゃ俺達の時間がなくなっちゃうぜ...
アンコールは一回で頼むよ!」。
 
そして此のハーレムのFUNKY STUFFの中にも
大太鼓にあからさまに血が騒いだ奴がいた。

黒人ドラマーのジャマール.トーマスである。
彼はこう言って来たのである。
「此のBIG DRUM 幾らですか?私これ買いたい!」
勿論英語だったが、我々も此れを売るわけにはいかないので、
20、000$等と曖昧に答えた。
すると彼はなんとOK、すぐ買うというのだ。
これには慌てた,No!No!等と言いながら、
そそくさとステージの大太鼓をかたずけて貰って、ホテルに戻った。
 
めでたい話はまだある、
そのHOTELで田中はキングサニーアデのメンバーに捕まったのだ。
「アナタハドラマー、ワタシモドラマー、アナタ、アナタノ『DAT』ワタシニクレル、
ワタシ、アナタニ、ワタシノ『ジャンベ』アゲル...」。

彼等はその晩、夜を徹して行われるAFRICAN DANCE NIGHTに出演の為、
来独していたのだが、雨が降って企画は中止となり、
DATも諦めてアフリカに帰って行った。
だって、ジャンベなんて、そんなのいらないもの....。
 
**#7 あすび唄
西野がある日、二尺胴宮太鼓の横打ち用の曲を作って来た。
 
横打ちとは打面を45度位に傾けて横から撥を振る打法の事である。

結構パフォーマンス的には派手でステージ等では見栄えがするから、
この打法を多く用いるチームは現在沢山ある。

しかし西野をはじめ、鼓絆はあまりこの打法は好きではなかった。
いや別にその打法がいいとか悪いとか、力学的にどうこうという訳では毛頭ない。
つまり何かこう、今迄の印象が余り良く無かったのだ。
 
そういうのって時々あるでしょう?
たまたま色々なチームの横打ちを見た事があるのだけれど、
特に女の打ち手等が必ずちゃらちゃら踊りながらやるのを見ると、
この横打ちである。
そして決まって
最後に撥を前に突き出してヤーッ!とか言って終わっちゃったりするのだ。
 
掛け声は必ずウリヤア!で衣装は襟の付いた唐人風か、
あるいは女だてらにサラシを巻いて、
お神輿を担ぐ時のような細いねじりハチマキかのどちらかである。

演奏が終わると普段の生活でそんな折り目正しい態度本当にしてるのかよ?
と疑うようなおじぎを深々として
「私達太鼓に出会えて本当に幸せです」、みたいな挨拶があり、
汗をふきふき幕間に消えて行く。
そういうのが好きで好きでしょうがない人も沢山いるから、何とも言えないけれど、
何かハードロックやヘヴイーメタルの如き様式美中心の、
いやまるで此処は教育現場かと思わせるような、
誰に遭っても金太郎飴みたいなものがどうも馴染めなかったのだ。

しかし皆さん.....ここで改めて、私は謝罪し、今迄の考えを深く反省する事に致しました。
 
何故なら、やってみると結構面白いのである。

特にLIVE等で斜45度に構えると
『どう?皆な!知らないだろうけど、太鼓って結構かっこいいでしょう..』。
等という不埒な考えがフツフツと沸き上がって来るから不思議なものである、
イヤイヤ..それは何か隣の人と肩を組んで思わず大合唱してしまった自分に、
どこからか『さあ君一人でも参加する事だよ!さあ恥ずかしがらずに!』
等とアジる昔のフォークシンガーにみすみす乗せられてしまった様な
後味の悪さにも似ているけど、その魔力には勝てず、
気が付けば、おもわずエンディングでは
最近、ウリヤー等と叫んで撥を前に突き出してみたりしてしまっているのです。
 
その時横を見ると、西野や田中も同じように決めてたりして....、
うーんその時はあまり目を合わさないようにしている。
話が別の方向へ行ってしまったが、
下谷が大太鼓、西野と田中が二尺宮太鼓横打ち、私が二丁囃子を演奏し、
そのテイクに長沢がリフとメロディーを乗せた。
一端は鼓絆のみで録音したのだが、歌詞が童歌風という事もあり、
長沢のこだわりで、近所の子供にコーラスをして貰った。
尚間奏の謡曲風な『羽衣』SEは私の声である。
 
**#8 夢かうつつか
これはこのアルバムでは一番最初に録音された曲である。
 
では一番古いかというと、そうではなく
昔録ったテイクをベースに再度今回のコンセプトにあわせてリメイクしたものだ。
つまり唄とドラムとコード感の違う2タイプの
「夢かうつつか」が此の世に存在した事になるのである。
勿論一番最初のテイクは消失した。
99年のはじめに録音されたように記憶しているが確かでは無い、
まさに光陰矢の如しである。
 
私がプロのドラマーとしてデビユーしたのは、1970年頃だったろうか?
京都の村八分という恐ろしい名前のバンドであった。

ギターが山口富士夫、ヴォーカルがチャー坊という
凄まじくアナーキーでカリスマチックな男だったが、
そのチャー坊ももうこの世にはいない。

それから東京に帰って来て近田春夫とバンドを組んだ。
奴もまたかなり変わった男で、
いかに物事の本質や乗りを文章や言葉で表せるか?
という事に命を懸けてる男だった。
 
奴とは8年間、まさに青春の多感な時期を、
一緒にレコードを作ったり、
ステージやテレビに出てたりして楽しく過ごしていたのだが、
若気の至りで、本当に今考えると些細な事で、バンドは解散した。

この曲のハモンドは夢かうつつか?近田春夫が弾いてくれている。
電話で頼んだら、その日奴はまるで長い空白の時が嘘のように
六本木のRECORDING STUDIOにいきなり登場したのだ...。
 
うーん、だいぶ年をとってはいたが、口の悪さは相変わらずである、
奴は譜面を要求し、例のBOOKER Tのような音色のハモンドを決めて、
「じゃあな、恒田またな、楽しかったよ」等と言って、
忙しそうな振りして帰って行くのだ。
それからもはや2年も経ってしまったのだが、
私はギャラを今だに奴に払っていない、奴も又請求して来ない。
 
という訳で、この録音は通常の鼓絆の手順とは逆に、
4リズム(DRUMS下谷,BASS長沢,E.GUITAR南,KEYBOARD近田)
からオケを作りはじめ、
田中のACOUSTIC GUITAR,を加えて、それから太鼓の部分をアレンジして行った。
西野がおけ胴に篠笛、下谷が締め太鼓、私が二丁囃子、
16ビートのちゃっぱは田中が演奏している。
 
そして、出来上がったのが夢うつオリジナルヴァージョンであったが、
此れに対して我等の偉大なる作曲家長沢ヒロ(元、安全バンド)が
頑固なこだわりの片鱗を提示したのだ。
 
このアルバムの録音も終盤に近ずいて来た頃、
「そもそもこの曲はめでたきコンセプトに基いて作られてた訳でも無く、
自分としては不本意である!。」と始まったのだ。
其処で初めのオケを残しつつ、田中の歌を再録音、下谷のドラム差し換え、
長沢のシンセも変更する、という荒技に出た。
 
その録り直しヴァージョンが本アルバムの『夢かうつつか』であるという訳であり、
一番古く、かつ一番新しい曲という理由なのである。
 
しかしながら、このアルバムの録音中、
おそらく日本に現存する最も古い現役の人達の、
最も新しいバンドのメンバー達は、頑固な迄に何かにこだわったのだ。

長沢ヒロはめでたき音階にこだわり、西野恵はめでたき太鼓と筋力にこだわり、
下谷一夫はめでたきリズムと酒にこだわった
。田中博信は録音期間中にちょっとめでたくない事もあったけれど
(奴は前のかみさんとはダンスはうまく踊れないのだ)、
それでもめでたき歌にこだわった。

そして私はこの頑固なメンバー達の中で、なんだか頭と気持ちがめでたくなった。
 
だからこそ、このアルバムは鼓絆の、めでたき、アルバムなのである。
こんな鼓絆の録音に最後迄付き合ってくれた六人目の鼓絆、
ミキサーマニュピレーターの松本君、本当に大変だったでしょう...
(彼は元ちとせのRECORDINGミキサーでもあるのだ)。
ここに感謝を込めてあらためて、めでたき大賞は貴方に贈呈致します。
またマネージャーやスタッフの諸君、感謝を込めてめでたき特別賞を贈呈致します。
あっ...そんなのいらないですか?
 
**#9 高天の雫
西野の作った此の太鼓曲は典型的な大々神楽の構造を持っているといえましょう。
 
まず大太鼓の、かわず打により、
神の降臨を願う砂切り(しょっきり)という部分がある。
これは降臨する処をいわば浄めるという、
儀式に近い意味合いを持っているところです。
更にうやうやしく神への言上を口上という形態を持って奉納し、
その加護に感謝、五穀豊穣を願い、太鼓を打って寿ぐのです。
そして本曲(ほんきょく)に移り、更に神にお戻り願う演奏があって、
めでたく一作業と言える演奏は終了となります。

分かりやすいでしょう?だから即興演奏等も可能な訳です。
 
本曲は此の場合高天の雫な訳ですが、砂切りや追い出し等は一杯ある訳です。
だからLIVE等で「アレ?此の曲はCDとは違うな」
と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、
それは此の様に打ち合わせて演奏するからなのです。
お花や踊りの先生は家元等というのですけれど、
太鼓の場合は庭元等という事も有ります、
つまり野外LIVE向きに構築されて行った名残りなのかも知れません。
 
さて此処で一つ皆さんも疑問に思われる事があるでしょう?
そうです!いったい鼓絆はどのような神の降臨を願っているか?という事です。

普通どの太鼓もその背景に所縁の神社やお寺があって、
それをBACKBONEにしている事が多いのです。
また地域や風土、歴史上の人物や史実、自然等を背景にする場合も有ります。
又最近多いのは、自分の信念やポリシー等を中心に置く場合も増えていますよね。
では鼓絆は?というと此れもまた程よき距離感、近からず、遠からずです。
いいかげんだなーと思われる方もいらっしゃるでしょうけど、
これも又、良い加減なんですね。
 
今回の録音ではめでたき神の降臨を願いましたが、
此れから先、アラブの神から、キリストの神、はたまたブードウーの土着の神、
日本の古い太鼓の神迄、降臨を願うのかも知れません。
 
琴歌神宴、神にぎわし、鼓曲万来、天翔地駆とでも申しましょうか、
西野等は萬神の降臨に備え、
自宅に練習スタジオ等を作り日夜筋力トレーニング等に汗を流しております、
それが彼に与えられた神の使命だなと私もまた最近つくずく思うのであります。

砂切りの部分は西野が全て演奏しています、
本曲は西野と田中が二尺宮太鼓、下谷がおけ胴太鼓、私が二丁囃子、締め太鼓、
そして田中と長沢がちゃっぱ、瓢箪、鈴等を演奏しています。
 
**#10 鳳来の鐘
いよいよ、此のめでたきも最後の曲となりました。
 
此の曲は昂春、疾風の祭り、等と一緒の時期に録音されました。
リハーサル段階ではトルコの行進曲風な感じでしたが、
まず太鼓の部分、
続いて長沢がそのテイクにダヴイングを重ねて完成させて行きました。
 
二尺宮太鼓が田中、一尺六寸と二尺が西野、締め太鼓、二丁囃しを下谷が、
私は神楽鈴を担当致しました。

その時点ではタイトルは『天城越え』なんていう仮題が付いていたのですが、
考えた末、行進曲や戦いを連想させる曲にはしたく無かったので、
平和の象徴である鐘をテーマにして、
そして私が書いた『四季の麗容』という詩を添えました。
 
実はこのアルバム作りのプリプロ段階では、西野の案で、
組曲風の四季の麗容というアイデアがあって、
昂春、夏耕の華、高天の雫、冬原の恩恵という
四つの太鼓曲が既に出来上がっておりました。
 
それを長沢が作ったメロデイーや曲に組み込んだり、
やがて出来上がった
めでたきのコンセプトに合わせながら、完成させて行ったわけです。
従って四季の麗容は又このアルバムの裏テーマとも言える訳ですね。
 
ともあれ出来上がった此の曲を長沢は「実に気に入っているんだよね..。」等と
私に言って参りました。
なんの、なんの私も気に言ってますよ、長沢さん。

実は彼には内緒なんですが、私はこの曲を家でチェックする時、
石川さゆりの例の「天城越え~!」なんて言う、
潤んだ瞳で遠くを見つめ、手を差し出しながら
おもわずヨロッと前に一歩二歩前に出て行くあの部分や、
斜45度に流し目を向けて着物のそでを捲り、うなりながら手を振る、
都はるみの「好きになった人~」等をサンプリングMIXして、
秘かに楽しんでいるのです。
 
エニグマのグレゴリオ聖歌が何だっていうんだ!
ヂィープフオレストのアフリカンチャントや
ブルガリアンヴォイスがどうしたっていうんですか?
そんな気にさせる逸品です。
 
この曲はなにか不思議な広がりが有る曲で、
例えば此れに馬のひずめや、ほら貝、軍勢の歓声等を入れると、
それはもう完全に『天と地』とか『草燃ゆ』るになりますし、
「この紋所が目に入らぬか!控えおろう!」等と叫べば
それは『水戸黄門』となります。
従って皆様に楽しんで頂こうと、インストに致しました。勿
論試してはいませんが、人生根性ものや宗教関係にも行けそうです。
 
しかし、聞いて下さる皆様が自由なイマジネーションと発想を持って、
この曲に接して頂くのが我々の願いであり、
我々が思ってもみない使われ方が有れば、
それはそれとして、素晴らしい事だなと思うので有ります。

何故なら、その貴方が抱いたイメージの、その虚像こそが、
この『めでたき』というアルバムのいわば、最終MESSAGEなのですから。
  
それでは、今度はめでたきLIVEにて御会い出来る事を楽しみに、

                         ひとまずこれにて.......。

*COHAN USA TOUR
WALKER STAGE [WORLD BEAT NIGHT] at NEW YORK
JAPAN SOCIETY OF FAIRFIELD COUNTY FESTIVAL at STANFORD CONNETICUT
TEACHERS COLLEGE HORACE MANN AUDITRIUM COHAN CONCERT
HAMMOND MUSEUM ASIAN FESTIVAL
 

 
 2枚のアルバム発表後
田中、下谷が抜けて
鼓絆第3期メンバーとなりました

坂下秀美(四人囃子 )
高橋まこと(BOØWY )
岡井大二(四人囃子 
西野恵(御諏訪太鼓) 
イリア(ジューシーフルーツ)
長沢ヒロ(安全バンド)
私、(村八分、近田春夫&ハルヲフォン )
 
 

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