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鼓曲萬来

どんな曲が好きなんですか?って聞かれたら (改)

なにしろ音楽生活は人一倍長いもので
同類の、よくある、どんなバンドが好きなの、アルバムベスト10は?って奴も
イヤ本当に、あれも、これもって
つまり、本当に沢山ありすぎて
選ぶのは至難の技なんですが
 そんななかでもあえてやっぱりこのバンドですかね

バーケイズ!
今日は我々が当時一番手本にしていた
ロックンソウルとでもいうんでしょうかね
ブラックロックなんて言われておりましたが
演奏して良し、踊って良しといった
一粒で二度美味しかった曲をば
ちょっと渋めと言っちゃ渋めですけど
MUGENのステージも野音のステージも最高でした

表記にも「ブラックロックの王者」なんて帯に書かれておりましたし
正に今回のタイトルに相応しいバンドでしょう
曲はグラデイスナイトとピップスの曲を
彼らなりにアレンジした「イマジネーション」
生で見た実際のドラムの音圧たるや
音源の何倍もそりゃ壮絶でありました

[I've Got To] Use My Imagination 

当然アイズレーやスライそしてステイヴィーワンダーとかはどうなのか
そういう思いもあるかとは思いますが

 MUGENで見た(場所限定)BARKAYS!

バーケイズの一番最初のヒットはこれでしたね
ソウルフィンガー!

しかしこの時のオリジナルのバーケイズは
オーテイスレデイングのバックを務めていた時に
オーテイスと一緒に飛行機事故でメンバーの何人かを失ったのですが
再生して蘇ってバーケイズは戻って参りました

The Bar Kays Son Of Shaft Feel It 1972 Long Version, WattStax  
 
 FUNKですよ、FUNK!
当時はまだそんな呼び名はなかったけど

しかし特になんで好きになったかというと
ムゲンでのステージ
其のときはメンバーも変わってて黒人の身体のでかいドラマーでした!
 
そいつのひざこぞうが、スネアの上に出てるんですわ,,,わかります?
足がどんだけ長いかって事ですわ
出音がどれだけでかいかって事
 
それでそのひざこぞうより低い位置にセットしたスネアをパンパンに張って
頭より上からスティックを思いっきり振り下ろすのさ、...タン!!!...いちころでしたね、....
 
PAが発達している今なら「出音下げてもらえますか~」って事になるんだろうけどww
そこら辺は、CDの音だけじゃ解らないだろうけど、大好きです。
 
まあ、好きなアルバム、曲というよりは、
本質から言うとこの場合「ドラマーのひざこぞう」という事になるのかもしれません

純粋なソウルミュージックとはちょっとテイストが違う
かといってロックに有りがちなポップさとも感じが違うという
そんな独特の位置にあった曲
そんな曲が今でも好きなんです

当然聞いて良い曲と
自分たちで演奏してみて良い曲とは違う訳で
踊る方々の立場からしてみるとそれはやはり同じで
聞く側の立場や聞き方で大きく変わってくるもんなんですね

当時踊り場で毎日演奏していた我々にとっては
お客さんが踊ってくれるような曲が一番
かといって単に歌の伴奏だけってのは
どんなにメロデイが良くて誰もが知ってる大ヒット曲でも
楽器の面白さや演奏していて面白くなければ
仕事として割り切ったとしても
それは毎日としては多少飽きてくるんですね

かといってヒットしてるからとレパートリーには加えてはみたものの
踊るにはちょっとリズムの感じがしっくりこなくて
踊り場が盛り上がって来ないのは
やはりプロとしては充実感も薄れてしまいます

そこでうってつけなのは
ソウルミュージック界の方々が
ちょっとロックテイストを取りいれた曲
リズムもシンプルで骨太でタイトな奴

しかしこういった曲を聴いていますと
又踊り場で演奏してみたいという気持ちも湧いてまいります
今はもうそういった集客も内容も問われず
バンドの好き勝手に出来る仕事も場所も無くなってしまいました

あの頃を懐かしむだけではいけませんので
いずれこういった強引なLIVEもやってみたいと
心から思う管理人ではありました

という事で今年も残り僅か
今年一年鼓曲萬来お付き合いの程
有難うございました
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます
それでは皆様よい年お迎え下さいませ 



I LOVE ROCK'NROLL

物心付いた頃からロックンロール或いはそれに準ずるものは
常に近辺、身近に存在しておりまして
多大な影響を受けて来た訳であります

The Arrows - I Love Rock 'n' Roll (1975)

小学生の頃はロカビリー三人男とかが登場してまいりまして
ほうきを持って教室で真似事等をしておりました
中学に入る頃には少しずつでしたが音楽に興味を持って
影響を受けた私らの上の世代の先輩方は
ベンチャーズ或いはソロの歌物が主でしたが
我々はやっぱりコーラス&コンボバンド世代

Rick Derringer - Rock and Roll, Hoochie Koo (Official Audio)

しかし、プレスリーやクリフリチャードなんかは
自分では買ったりしませんでしたけど
何故か手元には集まってきましたが

まだまだ本格的なR&BやR&R等は
ラジオからは流れて参りませんで

主流はいわゆるポピュラーミュージックって時代
映画音楽とかヨーロッパ物とかの間に時たま聞ける位でした

更にもっぱらラジオで聞ける洋楽と申せば
オリジナルのR&Rを白人シンガーがカヴァーした奴とか
ヒットパレードにランクされた
いわゆるアメリカンポップス

それでも充分楽しめた訳で
その後に黒人シンガー達のレコードが聞けるようになるまで
大分時間が掛かったんですわ

という事で当時ラジオから流れて来た数少ない洋楽R&R
余りシックリ来なかったな なんてのは
今だから言えることで
当時はもう夢中だった訳ですわ
当然その後の本物が聞こえた頃には忘れてしまった処もありますが

初動の頃に心に刻まれたのは
結構今でも大きな思い出として残っておりまして
きっと理屈無しの無意識に刻まれているんでしょう
事ある毎にふっと思い出す事も多いんですわ


Huey Lewis & The News - The Heart Of Rock & Roll

  



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